2日前場の香港マーケットは、主要93銘柄で構成されるハンセン指数が前日比242.51ポイント(0.96%)安の25087.22ポイントと3日続落し、中国企業指数(旧H株指数)が94.17ポイント(1.11%)安の8368.47ポイントと続落した。売買代金は1195億5620万香港ドルに縮小している(1日前場は1331億6500万香港ドル)。

 中東情勢の不透明感が重しとなる流れ。米イランの攻撃応酬で原油相場が急伸し、米長期金利も急騰した。1日のNY商品取引所では、WTI原油先物が前日比5.2%高の90.22米ドル/バレルと大幅続伸。90米ドル台に乗せるのは、今年5月中旬以来だ。原油高によるインフレ圧力や、世界的な利上げ観測を受け、米債券市場では長期金利の指標となる米10年債利回りの上昇が加速し(債券価格は5日続落)、2025年1月以来、およそ1年8カ月ぶりの高水準で終えている。ただ、下値は限定的。ハンセン指数は約3週ぶりの安値水準に落ち込んでいるとあって、値ごろ感も着目されている。また、中国の政策に対する期待感も支えとなった。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、新興EV(電気自動車)メーカーの理想汽車(2015/HK)が4.7%安、コンテナ海運大手の東方海外(316/HK)が4.4%安、中国モリブデン大手の洛陽モリブデン集団(3993/HK)が4.3%安と下げが目立った。
 セクター別では、自動車が安い。理想のほか、蔚来集団(9866/HK)が5.2%、賽力斯集団(9927/HK)が4.5%、吉利汽車HD(175/HK)が4.2%安ずつ下落した。
 半導体セクターも急落。
上海壁仞科技(6082/HK)が5.6%安、華虹宏力半導体(1347/HK)が4.4%安、キン捷電子科技(江蘇)(6675/HK)が4.0%安、峰チョウ科技深セン(1304/HK)が3.5%安で引けた。
 産金・非鉄セクターもさえない。洛陽モリブデンのほか、江西銅業(358/HK)が3.4%安、中国アルミ(2600/HK)が3.1%安、招金鉱業(1818/HK)が4.9%安、紫金鉱業集団(2899/HK)が3.6%安、霊宝黄金(3330/HK)が3.2%安で前場取引を終えた。
 半面、医薬セクターの一角は物色される。江西生物製品研究所(6915/HK)が7.0%、再鼎医薬(9688/HK)が5.7%、百済神州(6160/HK)が2.3%、翰森製薬集団(3692/HK)が1.9%ずつ上昇した。
 本土マーケットも続落。主要指標の上海総合指数は前日比0.82%安の3947.26ポイントで前場取引を終了した。資源・素材が安い。不動産、ハイテク、自動車、運輸、医薬、消費、証券なども売られた。半面、銀行は高い。軍需産業、公益も買われた。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)
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