たとえば、どれも同じように見えて実は芯の硬さに種類があったり、太さにこだわりがあったり、丸や六角形があったりと、様々なバリエーションがあるえんぴつ。これと同様に、定番の白から汚れが見えやすい黒、粘着状のもの、極細のものなど、綿棒にも様々なバリエーションがある。


ちなみに、毎日朝晩2度の耳かきを欠かさない筆者が綿棒選びのときに最も重視するのは、持ち手となる軸の硬さ。柔らかすぎるものだとすぐに曲がってしまって、奥の奥まで(以前、耳鼻科の先生に怒られましたが……)しっかり掃除ができないんですよね~。

現在筆者は「ライフブラック綿棒」を愛用しているが、一見すると同じように見える黒綿棒でもメーカーによって軸の硬さが違うことを発見! 軸の硬さのバリエーションに気づくまでは、軽い気持ちでいろいろと試して、求める強度に満たず大層残念な気持ちになる、という経験を繰り返したものです。

耳かき愛好家にとってとても重要な綿棒の軸の硬さ。これって何か決まりはあるの……? そんな疑問がふと頭をかすめたので、綿棒国内シェアトップクラスをほこり、筆者も愛用中の「ライフブラック綿棒」を作っている平和メディクにお話を伺いました。
「綿棒の軸の硬さ・太さや綿球の強度は、日本衛生材料工業連合会の定める“綿棒の安全衛生自主基準”に沿って、その範囲の中で作られているんですよ」と平和メディク広報担当者。なるほど、綿棒ごとき(失礼!)にそんな規定があったとは驚きです。

でも、メーカーによってかなり軸の硬さが違いませんか?
「そうですね。規定はあるのですが、硬さに関してはわりと幅広いと言えるかもしれません。軸におもりをかけて強度のテストをするのですが、そこで“綿棒の安全衛生自主基準”をクリアしている範囲内で、各メーカーが硬さを設定します。また、当社の場合、ブラック綿棒ですと印刷をした紙を軸にまいているので、よりしっかりしているように感じるのかもしれません」

で、平和メディクでは、どんな風に硬さの設定をしているんですか?
「もちろん基準をクリアしていることを第一条件として、当社では安全で、簡単に曲がったりしない一本でもしっかり使える高品質なもの、という観点で設定しています。硬ければよい、というものでもないかと思いますが、大切なポイントのひとつですね。
また、全体的に見て国産のもののほうが強度はあるように思います。当社の場合、軸の部分は軸を専門に製造している国内メーカーに作ってもらっています。中国にも工場はあるのですが、材料は日本製です。品質にこだわった国産のものを使っているので、とくに硬く感じられるのかもしれませんね」

基準をクリアして、安全で高品質にと作られた平和メディクの綿棒。最高な使い心地の秘密に納得です。もう浮気(?)はしません! みなさんも運命の綿棒を見つけて、耳かきタイムをより幸せな、至福のときにしてみてはいかがでしょうか?
(堀口麻琴/プロップ・アイ)
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