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ストーカーも少年犯罪も動物虐待もざくざく。今を生きづらい人は、古典の世界で楽になれる。大塚ひかり2

『ひかりナビで読む竹取物語』著者の大塚ひかりさんインタビュー。
後編は大塚さんの古典の読み方から、「鬱のときはこの古典」などの処方箋をお尋ねしていきます。(前編はこちら

大塚さんは『源氏の男はみんなサイテー』『愛とまぐはひの古事記』『快楽でよみとく古典文学』など、古典と性愛について書いていることが多く、読んでいて刺激的。どうやったらそういう読み方が身につくんでしょう?

──大塚さんの古典の見方は、「エロい!」と思うところが多い。こんなに古典には性のことが書いてあるんですね。
大塚 『宇治拾遺物語』なんて、色々とすごいですよ。「あげおろしさすれ」(※ナニを)とか「すはすはとうちつけたり」(※ナニを)とか。中学時代、古典にはまって、勉強してる気分だけど中身はエロ・グロだったりするから、なんとも言えない悦楽がありましたね。あと、私、ちょっと生きづらさがあって。古典を読んで初めて、「自分の居場所を見つけた」という感じがあったんです。
──生きづらさ?
大塚 いろいろ、ありますよね〜。心身症といえばいいのか、病気なんだが……。うちって、アメリカ帰りの母方祖母が君臨する「女が強い」家で。祖父が日本郵船に勤めていた関係で母方一家は戦前、上海やニューヨークに住んでいたんですが、戦後、祖父が死んで以来、母方祖母が母を含む四人の子を育て家をまとめてきた。祖母や伯母や母にいつも「アメリカは良かった、進んでた」と言われてたんで、その反動で、日本の歴史や古典に興味を持ちました。とくに平安時代は母系的な社会だから、「うちと同じ!」って感じた。それに「夫以外の人として何がいけないのか。夫を傷つけるのはいけないけど、内緒にしてればいいじゃないか……」って価値観も、古典なら受け入れてくれる。

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