難病患者が登場して、医局が勧める医師がAIの指示に従って手術したけど失敗。それを大門未知子(米倉涼子)が超絶手術で助ける……といういつもの展開。
三人の肝臓をドミノ式に移植していくというトリッキーな手術をしていたが、あの手術は現実にあり得るのか? 調べてみた。

ドナーがいない二人の患者をまとめて救う奇策は
今回は、肝臓移植が必要な二組の患者が登場。
一人目はニシキグループのCEOで大金持ちの二色寿郎(モロ師岡)、二人目はドミノ師(そんな職業あるんだねぇ)の古沢研二(清原翔)。
どちらも、肝臓移植ができれば治療可能な病気ではあるが、日本での生体肝移植はおおむね家族間でしか認められていないため、ドナーがいないのだ。
二色の妻や子どもたちは臓器提供を拒否。浮気を繰り返し、暴力を振るってきたため、家族仲は最悪。自分の内臓を切ってまで助けたくないという。
しかし二色は病気が完治したら病院へ10億円の投資を約束しており、コストカッターの副院長・ニコラス・丹下(市村正親)は最優先で治療にあたろうとしていた。
一方、ドミノ師・古沢は家族もいないし金もないしで、入院費すら払えず病院を追い出されそうになっている。恋人・由理(上白石萌歌)が臓器提供を申し出ているが、家族ではないためドナーにはなれない。
病院から優遇される金持ちと、追い出されようとしている貧乏人という分かりやすい図式。