【モデルプレス=2026/05/17】5月29日より公開となる是枝裕和監督作品『箱の中の羊』が、第79回カンヌ国際映画祭 「コンペティション部門」に正式出品され、是枝監督、主演の綾瀬はるか、大悟(千鳥)、桒木里夢が、レッドカーペットを歩き公式上映の会場へ入った。作品上映後には2300人もの観客を収容する会場から割れんばかりの拍手がおこり、9分にもわたる熱狂的なスタンディングオベーションが続いた。


◆綾瀬はるか・大悟ら、カンヌレッドカードに登場

12日に華々しく開催された映画祭のオープニングセレモニーでも、その人気の高さが伺えた是枝監督。最新作『箱の中の羊』(インターナショナルタイトル:Sheep in the Box)が、いよいよコンペティション部門での公式上映の日を迎えた。さわやかに晴れた真っ青な空の下、レッドカーペットセレモニーがスタート。まずは招待されたホールジーなどのセレブ達が登場後、大勢の取材陣や観客の熱狂が最高潮に達したところで、『箱の中の羊』一行が到着。待ちわびていた熱狂的なファンの歓声に迎えられた。

先発車で到着したのは、黒いタキシードに身を包み、再び慣れ親しんだカンヌに戻ってきた是枝監督と、この日が誕生日で10歳となった黒いタキシード姿の桒木。2人は車から降りると沿道の声に応え、写真撮影などに応じて駆け寄る。その際、誕生日祝いの色紙をもらいうれしそうな桒木。その様子が映像に映るや、会場がBGMを「ハッピー・バースデイ」に切り替えるという粋な演出もあった。

グッチのタキシードとキッズラブゲイトの靴でキリっとキメた大悟は、セキュリティーが付くほど高価なショーメのブローチを胸元に輝かせ、堂々と登場。ひときわ目を引き注目を集めたのは、デコルテの美しさが際立つバレンシアガの黒のドレスにバレンシアガのシューズ、カルティエのジュエリーをつけ、美しいアップヘアで眩しいほどの輝きを放ちながら歩いた綾瀬。『海街diary』(2015年)以来2度目のカンヌコンペティション部門のレッドカーペット参加となった。


是枝監督、綾瀬、大悟らは、沿道のファンからのサインや写真撮影にも応じるなど、ファンサービスもたっぷりと見せた。レッドカーペットでは、本作の音楽を担当した坂東祐大の作曲したテーマ曲が流れる中、カンヌ常連の是枝監督が落ち着いた様子で皆をリード。全員が横一列に並び、綾瀬、大悟、桒木は映画の中の家族さながらに手を繋ぎ、時に談笑し、頷きあいながら仲睦まじい様子でカメラの前に進んだ。

カメラの前で、リクエストに応じ笑顔で手を振る一行。特に大悟は終始、おどけた満面の笑みでユーモラスに、全力で応え、世界から集まったメディアを魅了した。シアターへの階段では、先日の完成披露試写会での「綾瀬さんをエスコートしてみせる」という宣言を見事回収する形で、大悟が手を差し伸べ、エスコートする姿を見せていた。

2300人もの観客を収容する会場に4人が入場するや、劇場を埋める観客の割れんばかりの拍手が迎えた。その錚々たる景色に、目を輝かせながら笑顔で手を振り、並んで席についたところで、上映がスタート。『箱の中の羊』チームのレッドカーペットは、公式上映に向けて、盛り上がりを見せるものとなった。

◆「箱の中の羊」9分のスタンディングオベーション続く

上映中には涙を流す観客の姿も多く、また、大悟のセリフに客席から何度も笑い声が上がり沸くなど、会場は作品の世界観に深く引き込まれていた。上映後、2300人もの観客を収容する会場からは割れんばかりの拍手がおこり、9分にもわたる熱狂的なスタンディングオベーションが続いた。監督は少しホッとしたような表情を見せながら、大きく会場内を見渡し、すぐに綾瀬、大悟、桒木に握手を求め、喜びを分かち合った。
それから4人は、嬉しそうにお辞儀をしたり、胸に手を当て、笑顔で手を振り返すなどしながら称賛に応え続けるなど、『箱の中の羊』が多くの観客に届いた手応えを確かめ合い、互いを称え合った。会場にはケイト・ブランシェットの姿も見られたほか、ホールジー、ジェームズ・フランコらも惜しみない拍手を送り続けていた。

スタンディングオベーションの後、マイクを渡された是枝監督は感慨深げに会場をゆっくり見渡しながら、「こんなにたくさんの拍手を本当にありがとうございました。作品を一緒に作ったスタッフと、キャストと一緒にまたこの場に戻ってくることができて本当に幸せです。本当に最高の舞台でワールドプレミアの上映を行うことができました。こんなにたくさんの映画を愛してくれる方に囲まれて、とてもいい一日になりました。ありがとうございました。改めて、スタッフとキャストに大きな拍手をお願いします」と語った。

また、本作を鑑賞した海外プレスからは、「美しさと巧みさが響き合い、心を深く揺さぶった」「象徴的でとても深いけれど、同時にすごく、シンプルで直接的」「とても現代的なテーマ」、「心温まる感動的な作品」「彼女(綾瀬)はとてもゴージャスで美しい。彼女の演技はとても繊細。あの眼差しの非常に繊細なニュアンスが素晴らしい」「彼(大悟)が作品に動きを与えた。彼の演技は美しかった」などの鑑賞後の興奮冷めやらぬコメントも寄せられている。


◆映画「箱の中の羊」

現代社会やそこに生きる人々を鋭い視点と温かい眼差しで描き作品を作り上げてきた是枝監督が、本作で選んだ舞台は、“少し先の未来”。息子を亡くした夫婦はヒューマノイドを迎え入れ、再び家族としての時間が動き出す。やがて一家を待ち受ける、想像を超えた<未来>とは。綾瀬と大悟がW主演を務め、夫婦を演じる。(modelpress編集部)

【Not Sponsored 記事】
編集部おすすめ