2024年シーズン限りで引退した元日本代表FW柿谷曜一朗氏。
セレッソ大阪では16歳の若さでプロ契約を勝ち取り、『ジーニアス』と呼ばれた天才肌のスターだった。
その柿谷氏は、テレビ朝日系列の『しくじり先生』に出演すると、若い頃は素行不良だったと告白した。
2014年、当時所属していたセレッソにウルグアイ代表FWディエゴ・フォルランが鳴り物入りで加入。
フォルランは2010年ワールドカップで得点王になり、ウルグアイは4位だったにもかかわらず大会MVPも受賞した世界的スーパースター。
ただ、柿谷氏は、そのフォルラン加入に不満を爆発させたそうで、『フォルランの乱』を起こしたと自ら明かした。
「フォルランは、ウルグアイ代表のワールドカップMVPのスーパースターです。
ワールドカップ得点王でMVPなので、本当のスーパースターがセレッソにやってきます。
チームもそうですし、Jリーグ自体もすごい盛り上がっていて…僕と一応、ダブルエースというような形でスタートします。
ただ、僕はその状況に『は?俺ひとりじゃあかんの?チームへの不信が大爆発』。
ダブルエースと言えば、聞こえはいいですけど、僕はセレッソ大阪での立ち位置、自信が誰よりも人一倍あるので、ワールドカップ得点王のフォルランですら、僕からすると、『あなた誰ですか?ここは僕の場所ですよ』っていう感覚になってしまってたんですね」
「みんなの前でバチバチは見えてないけど、お互い意識はしていたと思います。
僕は明らかに意識していたので、フォルランも態度にはちょっと出てましたね。だから、あまり喋ってないです。
あまりどころかほぼ(喋らなかった)。
プレーが超一流なのは見れば分かるんですけど、セレッソという場所でフォルランであろうが誰であろうが、僕はポジションを譲るつもりもない。
本来は共存するために協力し合えればいいんですけど…ダブルエースという言葉はすごく嫌だった。
僕のパスがずれたら(フォルランが)文句言ってくるんですね、それに対して僕も文句を言う。試合中に全然意図も合わない、練習中も…。
(フォルランがピッチ外では)いい人なのかどうかも分からないくらい喋ってないです。
変なプライドが邪魔して、ちゃんと仲間として受け入れてあげられなかった。
僕はその時24歳。キャリア8年目の中堅になろうというところで、普通にキレて、『なんでフォルラン連れてきたんだ、なんで俺と同じポジションを補強すんねん』と。
ワールドカップMVPじゃないと、俺には太刀打ちできへんもんなみたいな感じで…。
(口に出して)言ってます。僕はそこからやさぐれて、面倒くさいことになっていきます」
2人にはほぼ会話がなかったそうで、フォルランとしてもやりにくかったはず。
結局、柿谷氏は2024年夏にスイスへ移籍すると、フォルラン退団後の2016年に古巣セレッソへ復帰。
一方、フォルランはセレッソで51試合で19ゴールを記録した後、2015年夏に退団した。
筆者:井上大輔(編集部)

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