2026年4月20日、シンガポールメディアの聯合早報は、元中国代表の卓球選手・方博(ファン・ボー)がカザフスタン代表としてWTT(ワールドテーブルテニス)大会に復帰することを表明したと報じた。
記事によると、方博は同日、自身のSNS「微博(ウェイボー)」を更新して現役復帰を正式に発表し、カザフスタンの「Nomad卓球アカデミー」と提携して6月からWTT大会に参戦する予定であると説明した。
そして、中国籍は維持したまま、世界選手権・五輪・ワールドカップの3大国際大会には出場しないと強調したうえで、「復帰の原動力は卓球という競技への愛だ。自分の限界にもう一度挑戦したい」と述べた。
記事は、09年の世界ジュニア卓球選手権で男子団体・男子シングルス・男子ダブルス・混合ダブルスの4冠に輝く実績を持つ方博が、21年に29歳の若さで引退していたことに言及した。
その上で、24年8月のライブ配信では自ら早期引退の真相に踏み込み、当時の中国国家体育総局の苟仲文(ゴウ・ジョンウェン)局長から直接、世代全体のプレーを禁じられ、後進に道を譲るよう強要されたのが理由だと明かしていたことを紹介している。
さらに、苟氏が24年5月に北京市副市長や国家体育総局局長などの要職を利用し、他人のために便宜を図った見返りに巨額の賄賂を不正に受け取った収賄の疑いで起訴されたことを指摘。上層部の指示で辞めさせられる形となった方が、完全燃焼できていなかった故の現役復帰であることを示唆した。(編集・翻訳/川尻)











