中国メディアの第一財経は23日、「中国製電気自動車(EV)が海外で爆売れし運搬船足りず」とする記事を掲載した。
記事はまず、中国自動車工業協会(CAAM)のデータによると、3月の中国の完成車輸出台数は前年同月比72.7%増の87万5000台で、うちバッテリー式電気自動車(BEV)やプラグインハイブリッド車(PHEV)など新エネルギー車の輸出台数は同2.3倍増の37万1000台だったことに触れた。
そして、ホルムズ海峡(の封鎖)が中国の自動車輸出における時間とコストに影響を及ぼしているとし、多くの自動車メーカーや貿易会社、海運会社によると、自動車輸送コストはこの1カ月で30%~40%上昇し、輸送力が逼迫(ひっぱく)していると伝えた。
記事によると、自動車輸出台数が増加し、国際情勢の不確実性が高まる中、自動車大手の上汽(SAIC)や比亜迪(BYD)、奇瑞(Chery)などは自前の自動車RORO船を確保し、輸送能力を強化している。一方、自前の運搬船を確保できないメーカーは、輸送スケジュールと生産のミスマッチや、自動車工場から港までの最適なルートを選択できないことによる内陸輸送コストの大幅な増加などの課題に直面している。
世界の自動車専用船(PCTC)の船主分布を見ると、日本、ノルウェー、韓国が全体の60%を占めている。中でも日本は最多の300隻超の自動車RORO船を擁し、36%のシェアを誇る。中国の自動車輸出が増加するにつれ、自動車RORO船市場における中国のシェアも徐々に拡大している。AXSRoRoのデータによると、2023~28年に納入済みか納入予定のPCTC276隻の約80%が中国の造船所で建造されており、日本や韓国との競争で優位に立っている。(翻訳・編集/柳川)











