中国の謝鋒(シエ・フォン)駐米大使は20日、第56回世界貿易センター協会グローバル・ビジネスフォーラムの開会式で基調演説を行った際、国家安全保障の範囲を明確にし、経済・貿易・科学技術協力において常識と理性を取り戻す必要性を強調した。

謝大使は「国家安全保障の維持は当然のことだが、それを拡大解釈したり、乱用したりしてはならない。

中国の電気自動車にしてみれば、なぜ自分たちだけが『車輪のついたデータ収集装置』という汚名を着せられたのか分からないだろうし、中国製クレーンはいわゆるスパイ装置が一体自分のどこに搭載さられているのかいまだに知らないだろうし、中国産のニンニクに至っては、まさか『国家安全保障上の脅威』にされる日が来るとは夢にも思わなかっただろう。このような何でも敵視してしまう『草木皆兵』の憶測は、最低限の常識を欠いているどころか、事実による検証にも耐えられず、グローバルな産業・サプライチェーンの安定とイノベーションの活力を損なうだけであり、自国に利益をもたらすことはないし、他国にも損害を与えるものだ」と指摘した。

「『国家安全保障』という物差しを本来あるべきものに戻すべきだ。根拠のない邪推や下心のある中傷を減らし、市場ルールやビジネスロジックに基づいた理性を増やしてこそ、両国間の協力における巨大な潜在力を真に引き出すことができる」とした。(提供/人民網日本語版・編集/NA)

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