2026年5月1日、日本のプロテニスプレーヤー錦織圭が今シーズンで引退することを発表した。日本ひいてはアジアを代表するテニス選手ということで、中国のSNSでも大きな注目を集めるとともにねぎらいの言葉が寄せられている。

フォロワー124万人のスポーツブロガー・克母鶏氏は、錦織本人のSNS投稿を中国語に翻訳して紹介。錦織が綴った幼い頃からの夢であった「世界の舞台に立つこと」を実現できたことへの誇り、勝利も敗北も、満員のコートの雰囲気もすべてが掛け替えのない経験だったという思い、繰り返す負傷に対する苦しかった心境を伝えた。

また、錦織が苦難に直面してもテニスへの愛情と「もっと強くなれる」という信念が自分をコートへ連れ戻し続けたと振り返り、「これまでの歩みを思えば、全力を尽くしたと胸を張って言える。この道を歩めたことを、心から幸せに思う」と締めくくったことを紹介している。

フォロワー209万人のスポーツメディア記者・網球笨豆氏は、36歳の錦織圭が刻んできたグランドスラム男子シングルス準優勝、ATPツアー12勝、自己最高ランキング世界4位、五輪男子シングルス銅メダルといった栄光の数々に言及。180センチに満たない身長から繰り出す速攻スタイルと高い決定力が見る者を魅了し、負傷から何度も復活してきたもののついに燃え尽きたと形容した。

そして、アジア男子テニスが今日まで到達した最高到達点だと評するとともに、次のアジア男子テニスの頂点が、中国人選手によって生み出されることを期待したいと結んだ。

それぞれのコメント欄には、「アジアNo.1だった」「アジアの光、後を継げるものはいないかもしれない」など多くのネットユーザーからねぎらいと惜別の言葉が寄せられた。

また、「グランドスラムを一度も取れなかったのは本当に惜しい。時代に恵まれなかった」「ビッグ3の時代でなければ、グランドスラムやマスターズでもっと結果を残せていた」と、錦織の現役キャリアがフェデラー、ナダル、ジョコビッチという稀代のトッププレーヤーの並び立つ時代に重なったことに対し複雑な思いを滲ませる声も見られた。

さらに、今年はワウリンカ、モンフィス、アグート、ゴファンといった同世代の選手が次々と引退を表明していることに言及するユーザーも。「1985年生まれ世代の集団退場」「中国オープンで一斉にお別れができそう」といったコメントも見られ、一つの時代の終わりに対する惜別も感じられた。

(編集・翻訳/川尻)

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