有人潜水艇「奮闘者号」を搭載した海洋調査船「探索1号」が5月10日、順調に広州に帰港し、「地球深部探査計画」太平洋横断観測航海、並びに初の中国・チリ合同のアタカマ海溝での有人深海潜水観測航海を成功裏に終えました。

今回の航海は中国科学院深海科学・工程研究所の「深海科学・知能技術」国家重点実験室が主導し、2025年12月6日に三亜を出航し、公開日数は156日で、総航行距離は地球の赤道を一周する距離に相当する4万キロに達しました。

中国、チリ、ドイツ、デンマーク、カナダ、スペインの6カ国から研究者83人が参加しました。探査はアタカマ海溝とムッサウ海溝に焦点を当て、深海生物の多様性や化学合成生態系、深部流体活動、プレート沈み込みメカニズムなどの先端的かつ重要な科学的課題について体系的な調査研究を行いました。

探査の結果、数々の重要な科学的発見がもたらされました。その中で最も注目されたのは、研究チームが南半球で最も深い化学合成生態系を初めて発見したことで、これは「グローバル化学合成生命回廊」仮説を裏付ける新たな重要証拠となり、地球の最も深い海溝に、地質流体が生み出す化学合成生命態系が広範囲に存在する可能性を示唆しています。

さらに、研究チームは深淵(しんえん)域の多様な生物群も記録しました。同一の海溝内で複数種の深淵ライオンフィッシュや底生動物などが観察され、その多くは新種である可能性が高いということです。(提供/CGTN Japanese)

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