2026年5月14日、独国際放送局・ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは、欧米諸国は中国から資本主義的競争メカニズムを学ぶべきだする独紙フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング紙の評論を紹介した。
記事によると同紙は、中国経済の急速な台頭が計画経済や5カ年計画によるものではなく、中国が資本主義の競争メカニズムを徹底的に活用した結果であると分析し、米国やドイツ、ベルギーが中国の中央集権的な産業政策を模倣しようとするのは誤った結論だと指摘している。
そして、競争メカニズムが最も顕著な教育分野において、中国では親が子供を過酷な競争にさらすことを嫌がらず多額の投資を行っていることに言及。特に自然科学や技術などのSTEM分野が重視され、中国の博士号取得者の割合が世界最高水準に達していると伝えた。
その上で、欧米の産業が再興するためには競争メカニズムを強化し、財政資金を社会科学から技術分野へ転換することが避けられないと提言した。
同紙はまた、中国共産党が地方幹部を選抜する際にも、現地の経済発展状況を実績評価の重要基準とする競争メカニズムが機能しており、自動車や太陽光発電などの分野で地域のトップを目指して激しく競い合っていることに言及。ソーラーパネルや電気自動車が安価なのは、この地方間での激しい競争が過剰生産と技術革新を招いた結果だと説明している。
一方で、欧米が自国企業を保護しようとする産業政策は企業の競争力をさらに失わせ、世界市場を中国に明け渡す結果を招くだけだと指摘。資本主義の競争メカニズムは過酷ではあるが極めて有効であり、欧米諸国が本来抱えている問題を解決する唯一の道は、権威主義を模範とするのではなく競争原理を自国のシステムに取り戻すことにあると論じた。(編集・翻訳/川尻)











