「ハイブリッド米の父」と呼ばれる中国工程院院士の故・袁隆平(ユエン・ロンピン)氏の元で5年間学んだ鄺翡婷(クアン・フェイティン)博士が研究の成果を紹介する動画をアップした。動画には、新疆ウイグル自治区のアルカリ性の砂地が広がる砂漠で、ライコムギが人の背丈よりも高く、すくすくと育っている様子が映っている。

鄺博士はライコムギの特性について、「食糧にも飼料にもできる農作物で、やせた土地でも育ち、寒さ、乾燥、アルカリ性、砂あらしにも強い」と説明する。

さらに、「新たに開墾したアルカリ性の砂地が広がる砂漠に普通の小麦を植えると、発芽も難しく、2~3年かけて改良しなければ収獲を増やすことはできないのに対して、ライコムギなら1年目から飼料用としてかなり多い量の1ムー(1ムーは約6.7アール)‌当たり3~4トンを収獲できる」という頼もしい結果も紹介した。

鄺博士は袁院士から直接指導を受け、実験の進捗を直接チェックしてもらい、5年間にわたって、袁院士の手を焼かせたことも少なくなかったという。

袁院士は2019年に博士課程で学ぶ学生への指導について、「頭をかきむしりたくなる」とその焦りを語ったことがあり、頭をかきむしる様子を映した動画や写真がソーシャルメディアで大きな話題となったことがあった。

今ではそんな手を焼かせた教え子がバトンをつなぎ、アルカリ性の砂地が広がる砂漠で生産性の高い農作物を育てるという夢をかなえた。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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