中国のポータルサイト・捜狐に18日、「韓国ファッションブランドのMUSINSA(ムシンサ)が2030年までに中国で100店舗体制を構築する計画だ」との記事が掲載された。

記事はまず、上海市内の淮海中路と安福路に登場したムシンサの店舗に言及。

「一つはシンプルで高級感のある『ムシンサ スタンダード』、もう一つは流行に敏感な人々を集める『ムシンサ ストア』。これらはいずれも『ムシンサ』から生まれたものだ」と紹介し、「韓国で『ファッション業界の大物』と称されるこのプラットフォームがひそかに中国展開を加速させている」「『韓国版ユニクロ』という称号は、単なる出発点に過ぎないようだ」と伝えた。

記事によると、ムシンサは現在、韓国で上位5位に入るファッショングループへと成長している。会員数は1500万人を超え、出店ブランドは8000。昨年の取引額は人民元換算で約240億元(約5600億円)に上った。

記事はさらに、「韓国版ユニクロ」と呼ばれる理由の核心にあるのが自社ブランドの「ムシンサ スタンダード」だと伝え、「ユニクロ同様、ベーシックアイテムと高コストパフォーマンスを看板にしている」とした上で、「『ムシンサ スタンダード』は『日系のゆったり感』が減り、韓流ドラマの雰囲気が加わっている。つまりファストファッション価格で韓国系インフルエンサーの着こなしを実現させる存在だ」と紹介した。

一方、「ムシンサ ストア」は韓国で人気の約60ブランドを一気に集めて若者のファッションランドマークになることを目指している。ムシンサはこの2本立てで中国の店舗数を現在の3店舗から年内に10店舗以上に増やし、30年には三線都市も含め計100店舗に拡大する考えという。

記事は、ムシンサの意欲の背景には中国・安踏集団の存在があると伝え、「2社は25年に合弁会社を設立しており、これは安踏が中国で蓄積してきた物流、サプライチェーン、販売チャネルの資源をムシンサが活用できることを意味する」と説明した。

また、ムシンサの中国チームは90%以上を中国人スタッフが占め、中国の消費者の好みに合わせた商品ラインも計画中という。

記事はその一方で、「勢いを見せるムシンサだが、その前途は平坦ではない」と言及。

「中国ではユニクロがすでに強固な基盤と認知度を有する。中国のファストファッションブランドなどによる競争も激化している」とし、さらに韓流トレンドの新鮮感が続くかどうか、100店舗への拡大がもたらすサプライチェーンや運営能力への巨大な試練も現実的な課題だと論じた。(翻訳・編集/野谷)

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