2026年5月19日、韓国・中央日報はポケモンカードを資産のように売買する「ポテク(ポケモン+財テク)」ブームが韓国で過熱していると伝えた。

韓国では最近、ポケモンカードの人気が急上昇。

大型スーパーやコンビニでは入荷直後に売り切れるケースが相次いでいる。コンビニ大手CUによると、カード5枚入りのランダムパック4種は2日の発売からわずか3日で25万個を販売。用意された約26万5000パックの96%が販売された。

この背景には、「ポケットモンスター」発売30周年による既存ファンの盛り上がりに加え、「ポテク」と呼ばれる投資ブームの拡大があるとみられている。韓国の限定品取引プラットフォーム「KREAM」によると、1~4月のトレーディングカードゲーム(TCG)カテゴリー累積取引額は前年同期比で57倍(5625%)に急増した。

価格高騰も続いている。4月には人気キャラクター「アセロラ」が描かれた限定カード「アセロラ エクストラバトルの日」が4305万5000ウォン(約430万円)で取引された。このほか、「ムンクピカチュウ」が2363万ウォン(約236万円)、「マリオピカチュウ」が1390万ウォン(約139万円)で売買されるなど、高額取引が相次いでいる。

記事は「価格を左右する最大の要因は希少性」と言及。限定版や初版(ファーストエディション)のカードはコレクター心理を刺激し、価格が跳ね上がる傾向にあるという。米国では2月、人気ユーチューバーのローガン・ポール氏が所有していた「ポケモンイラストレーター」が約1649万ドル(約25億円)という巨額で落札された。世界に約39枚しか存在しないとされる超希少カードで、ポール氏は21年に約530万ドル(約8億円)で購入しており、わずか5年で約3倍の利益を得た計算になる。

一方で、業界関係者は「安く買って高く売る成功例が広まったことで関心が高まっているが、投機目的での過剰な買い占めには注意が必要だ」と警鐘を鳴らしており、ブームの過熱に懸念を示している。

これについて韓国のネットユーザーからは「昔は普通に遊ぶためのカードだったのに」「ポケモンカードが資産扱いされる時代が来るとは思わなかった」「昔集めていた分を捨てずに残しておけばよかった」「子どもが普通に買えない価格になってるのはちょっと悲しい」などの声が上がった。

また、「値段の上がり方も熱狂も少し異常なものに感じる」「韓国も日本の転売文化に似てきた」「必要ないものを買って、定価の何倍もで販売する文化が正しいと思えない」「投資がしたいなら、普通に株を買った方が良いのでは」「このために朝から並んでいる人がいる。本当にお金のためなら皆なんでもする」「ポケモンのカードの値段が何億にもなる世界は正直よく分からない」などの声も見られた。(翻訳・編集/樋口)

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