中国の高速鉄道で親子に8両も離れた座席が割り振られた出来事について、鉄道サービスプラットフォームがコメントした。中国メディアの央視新聞が20日に伝えた。

報道によると、5月16日、山東省青島での旅行を終えた母親と3歳の娘が、翌17日に自宅のある淄博へ戻る高速鉄道の切符を購入しようとした。中国の鉄道規定では、子どもが座席を使用しない場合は切符は不要だが、母親は「自分も子どもも楽な状態で移動できるように」と考え、娘にも小児用の切符を購入して座席を確保しようとした。

ところが、思った以上に混雑しておりキャンセルを待つしかない状態に。その夜、G1074便の二等座(二等席)にキャンセルがあり、座席が振り分けられたとの通知を受け取ったが、母親は5号車の02A、娘は14号車の02Aで、8両も離れていた。その上、娘の席は静音車両(静かにすることが求められる車両)だったという。

母親は、「3歳の娘を1人で静音車両に座らせるわけにはいかない」と思い、結局、10元(約230円)の手数料を支払って娘の切符を払い戻し、自身の切符を同じ列車の一等座(一等席)へ変更。二等座より広く快適な座席で、娘と一緒に座ることにしたという。

この件が物議を醸すと、鉄道サービスプラットフォーム「12306」は「システムはキャンセル待ち確定ルール(キャンセルが出た場合、自動的に振り分けて確定する)に基づき、切符を手配した。条件に合う席はその2席しかなかった」と説明。「複数人分のキャンセル待ちをしている場合は異なる車両になる可能性がある旨が(画面に)表示される」とし、「十分な空席があれば隣席を優先して割り当てるが、空席が限られ隣席を確保できない場合には、離れた座席になることもある」とした。

また、親と幼い子どもが一緒に移動する際、キャンセル待ちで確保された座席が隣同士でない場合についていくつかの対処法を提案。「空席がある場合は変更手続きが可能」「空席がない場合は払い戻して別の列車を選択する」「乗車後に車内スタッフへ座席変更を求めたり、他の乗客と直接交渉して席を交換してもらうことも可能」などと説明した。

中国のネットユーザーからは「なぜこれが騒がれているか分からない」「空席がない場合は離れた席が割り当てられることもあるのは当然だろ」「同時に2席確保できただけでも良い方」「事前に予約しておかなかった母親のせい。自業自得」「離れるのが嫌ならあきらめて親子で1席に座ればいいだろう」「周りの人に頼んで席を交換してもらえば済む話。丁寧に頼めば普通は承諾してくれる」といったコメントが寄せられている。(翻訳・編集/北田)

編集部おすすめ