中国・湖南省で犬にかまれたことを隠していた11歳の女児が狂犬病を発症し、死亡した。中国メディアの瀟湘晨報などが21日に報じた。

湖南省疾病予防管理センターによると、昨年12月、龍(ロン)さんは祖父の家から白い雑種犬を1匹引き取ってきた。しばらくはおとなしくしていたが、ある日、その犬が突然狂暴化するなど異常な行動を見せ、龍さんと弟、同じ村に住む李(リー)さんらに次々とかみついた。

弟はかまれた後すぐ祖母に知らせた。祖母は弟を町の診療所へ連れていき、傷口の洗浄と狂犬病の血清およびワクチンの接種を受けた。しかし、龍さんは家族に叱られるのを恐れ、かまれたことを誰にも話さず、傷口の洗浄なども行わなかったという。

それから時が経ち、今年2月のある夜、龍さんは突然嘔吐した、翌日には容体が急激に悪化し、風や水を怖がる症状も現れた。水の音を聞くだけでのどがけいれんし、飲み込むこともできなくなった。

家族はすぐに龍さんを病院に連れて行った。医師は狂犬病の可能性が高いと判断してすぐに入院させたが、翌未明に龍さんは死亡した。病院が行った唾液検査の結果、狂犬病にかかっていたことが判明。発症から死亡まで48時間にも満たなかった。

中国のネットユーザーからは「家族のせいとしか言えない。

なぜこの子が家族に話すことができなかったか、よく考えてみれば分かる」「女児が『けがをしたことを言ったら叱られる』と思ったというのがすべて」「これを読んで、男尊女卑という言葉しか思いつかなかった。ひどい」「家族はきっと普段から弟の方をかわいがっていたのだろう」「彼女は実は話していたけど保護者が診療所に連れて行かなかった可能性も大いにある。2人で遊んでいて片方がかまれたと聞いたら、普通はもう片方にも間違いなく検査を受けさせるだろう」といったコメントが寄せられた。

また、瀟湘晨報が「弟は機転を利かせてすぐに祖母に話した」と報じたことについて、「これを『機転を利かせた』というのか?」「とんでもない表現だ」「メディアまで男尊女卑」「報道倫理のかけらもない。悪辣だ」などと批判する声も上がっている。(翻訳・編集/北田)

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