7日の中国本土マーケットは、主要指標の上海総合指数が前日比19.92ポイント(0.48%)高の4180.09ポイントと4日続伸した。3月2日以来、約2カ月ぶりの高値水準を切り上げている。

 投資家心理が上向く流れ。米イランの戦争終結観測や、米半導体株の最高値更新などが追い風だ。トランプ米大統領は6日、米公共放送のインタビューで、14~15日に予定する米中首脳会談の前にイランとの戦争終結に合意する可能性があると発言した。6日の米株市場では、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)が4.5%高と大幅続伸し、史上最高値を連日で更新している。また、中国の政策に対する期待感が持続していることや、対米ドルの人民元高が進行していることもプラス材料だ。人民元相場は約3年ぶりの元高水準を付けている。(亜州リサーチ編集部)
 業種別では、ハイテクの上げが目立つ。ディスプレーデバイスの彩虹顕示器件(600707/SH)が10.0%(ストップ)高、通信機器製造・販売の江蘇永鼎(600105/SH)が8.8%高、電子部品メーカー大手の環旭電子(601231/SH)と光ファイバーケーブルの飛光繊光纜(601869/SH)がそろって7.8%高で取引を終えた。ほか、ハイテク・スタートアップ企業向け市場「科創板」では、半導体設計会社の瀾起科技(688008/SH)が5.5%高。主要50銘柄で構成される「上証科創板50成分指数(Star50)」は1.3%高と他の主要指数をアウトパフォームした。
 空運株もしっかり。中国国際航空(601111/SH)が2.6%、中国東方航空(600115/SH)が2.5%、中国南方航空(600029/SH)が2.0%、春秋航空(601021/SH)が1.6%ずつ上昇した。
原油安を受け、燃油コスト増の不安が薄らいでいる。1日から始まった中国の大型連休では、燃油高騰による採算悪化を避けるため、一部の路線で欠航が相次いだ。
 発電株も物色される。大唐国際発電(601991/SH)と華電能源(600726/SH)がそろって10.0%(ストップ)高、中節能風力発電(601016/SH)が6.4%高で引けた。政策支援の動きが期待される。中国共産党は4月28日に開いた中央政治局会議で、電力網・通信網など「六網」(6つの網)の整備を加速させるとの方針を示した。電力設備株も急伸している。そのほか、インフラ関連株、自動車株、不動産株、医薬株、保険株、素材株なども買われた。
 半面、石油・石炭株はさえない。中国石油天然気(601857/SH)が5.2%、中国海洋石油(600938/SH)が5.0%、中海油田服務(601808/SH)が2.9%、陝西煤業(601225/SH)が7.0%、中国神華能源(601088/SH)が4.5%ずつ下落した。銀行・証券株や消費関連株の一角も売られている。
 外貨建てB株相場は、上海B株指数が3.81ポイント(1.33%)安の282.26ポイント、深センB株指数が2.62ポイント(0.22%)高の1179.94ポイントで終了した。

(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)
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