韓国メディアの京郷新聞は9日、外国人観光客が「ソウルへ行ったら5回は不意打ちを食らう」とし、嫌な思いをしているという記事を掲載。外国人観光客からの苦情が年々増加していると報じた。


 記事はまず、昨年ソウルを訪れた台湾人(A氏)の事例を紹介。A氏は明洞でフェイスマスクパックを配る客引きに呼び込まれて、とある化粧品店に入った。店内を見ていると、店員から「フェイスマスクパックが欲しくて来たのか」とそっけない口調で言われ、A氏は理不尽さを感じて言葉もなかったという。

 また、香港人(B氏)の事例はこうだ。午前3時頃、東大門からタクシーに乗った。B氏が「弘大に行ってほしい」というと、タクシー運転手からいきなり「4万ウォン(約4400円)くれ」と言われたという。B氏は「メーターの電源を入れてほしい」と頼むも、耳をかさなかったため「警察を呼ぶ」というと、タクシー運転手は「3万ウォン(約3300円)だけ出せ」と横暴な態度で言ったといい、B氏は仕方なく「3万ウォン(約3300円)を払ったという。

 現在、韓国は「訪韓外国人観光客1000万人時代に突入した」とされながら、このような事例が後を絶たない。外国人観光客の間からは「ソウルへ観光に行ったら5回は不意打ちを食らう」という言葉ができたぐらいだと記事は報じた。

 また記事は、このような事例は、明洞や東大門の違法タクシーに限らず、弘大周辺の不法ゲストハウスをはじめ、梨泰院の偽物商品、南大門のボッタクリなどが代表的であると紹介したほか、このような悪質な行為をする「アグリーコリアン(酷い韓国人)」が横行していると伝えた。

 加えて、韓国観光公社が8日に公開した資料によると、「2010年から2014年までの苦情受付現況」の中で2014年の外国人観光客の苦情申込件数は1154件を記録し、前年と比べると4.2%の増加であったと報じた。

 このような状況の中、ソウル警察庁観光警察は去る7日から6月9日まで不法行為を集中的に取り締まるとし、「『地域別カスタム取り締まり』を実施中とのこと。
この機会に、外国人観光客を相手にした各種犯罪を根絶する」と明らかにしたと報じた。

 この報道に対し韓国人ネットユーザー達は「国家の恥さらし以外のなにものでもない」「いやー本当に恥ずかしい・・・」「(韓国に)来てくれてるだけでもありがたいのになんで・・・(泣)」など、自国民の行為を残念がるコメントが寄せられた。

 続けて、日本と比較するコメントとして「韓国人の市民意識が日本より50年ぐらい遅れてる。経済力に比べて市民意識がとても落ちている」「日本人に学ぶ点は観光地だとしてもボッタクリがないこと。どの地域でも同じ商品なら同じ価格」などのコメントのほか、「毎日、中国の悪口を言いながら、中国人観光客にもこんなことをして生きている大韓民国」といったコメントも寄せられた。(編集担当:李樹香)(写真は、韓国メディア「京郷新聞」の2015年4月9日付報道の画面キャプチャ)


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