記事はまず、日本と中国の不動産とでは、販売する住宅自体も広さの表記も違い、単純には比べられないと指摘。日本の住宅は内装が終わった状態で販売するが、中国では内装は購入者が自分で手配して行う。また日本では、壁、床、キッチン設備、水回り、浴槽、照明などすべて完成した状態なので、「布団さえ持ってくればそのまま入居できるほどだ」と紹介している。
さらに、日本の不動産が表記する建物面積は、中国では購入者負担となる廊下や階段、ホールなどの共用部分は含まれていないとも指摘。そのため、表記の面積は同じでも、日本の住宅は中国よりも実質的に30%ほど広いのだという。中国では開発業者が共用部分も含めた金額で売るため、「中国の不動産は金儲けがうまくて頭がいい」と皮肉交じりに指摘している。
では、「日本と中国それぞれの最も高い相場の住宅」を比べるとどちらが高いのだろうか。まず、日本では、東京で最も高いのが山手線内側の高級マンションで、1平方メートルあたり100万円(6万元)ほどだと紹介。これが、もし中国のように内装のない状態であれば、3万8000元程度になるそうだ。北京では50平方メートルで400万元(6600万円)かかる住宅が、190万元(3100万円)ほどで購入できることになる。
最近では日本の住宅の購買意欲は在日中国人に強く見られ、実際に日本で不動産を購入している中国人は少なくない。
【関連記事】
日本の学生が書いた黒板アートが「中国のネットユーザーをざわつかせている!」=中国メディア
日本人は薄情? とんでもない!「もてなしに感動した」=中国メディア
列に並ぶ行為をめぐる考え方の違い「日本旅行で2回並び、2回とも同胞に割り込まれた」という中国人も=中国
日本では財布を盗まれない? 日本で「すっかり安心しきってしまう中国人」=中国メディア
日本で見かける「中国と異なる摩訶不思議な世界」、日本人は無防備だ=中国メディア