記事は、すべての産業にとって「人材は最も重要な資源」であるとし、それは「国家」においても同様であると指摘。中国はまだ先端技術を持つ人材が不足しており、一部産業の発展が緩慢であると指摘する一方、欧米に肩を並べるほどまでに成長した産業もあると指摘し、こうした成果は優秀な人材の努力なしでは成し遂げられなかったものだと伝え、それだけ人材は重要な存在であると強調した。
続けて、韓国の基幹産業である半導体産業では人材が流出していると伝え、中国企業に引き抜かれる韓国人も少なくないと指摘。韓国国家情報院によれば、直近5年で韓国から152件の基幹技術が国外に流出しており、うち60%が中国に流出したという情報があることを指摘し、中国と韓国の技術力の差は縮小を続けており、IT分野ではほぼ同等となったほか、宇宙航空分野では今や中国の技術力が韓国を上回り、逆に差を広げている状況にあると指摘した。
記事は、中国には韓国からだけでなく、米国やドイツ、日本などからも人材が集まっているとし、これは中国のハイレベル人材の招致計画「千人計画」の成果であると指摘。中国企業は韓国の半導体企業で働く人材に高額の報酬を提示し、積極的に人材を引き抜いていると伝え、実際に韓国の半導体企業から中国企業に転職したマネジメント層の人材もいると指摘し、人材の流出が続く韓国の半導体産業には「赤信号が灯っている」と伝えた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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