◆第43回エプソムC・G3(5月9日、東京競馬場・芝1800メートル)

 昨年から開催が1か月早まったエプソムC。6月の安田記念宝塚記念にもつながりやすい時期のレースとなり、好メンバーが集まった。

G1馬や今年の重賞ウィナーもそろったが、3勝クラスを勝ち上がったばかりの馬に注目している。7戦4勝、2着2回の安定した成績を誇るサクラファレル(牡4歳、美浦・堀宣行厩舎、父サートゥルナーリア)だ。

 前走のジャパンCベストレース記念(2月、東京)の内容が優秀だった。好スタートを決めて2番手を確保。直線で先頭に立ち、後続を寄せ付けずに危なげなく完勝した。これで東京コースは2戦2勝。先行力、競馬センスもあり1ハロンの短縮も全く不安はない。重賞は25年のセントライト記念以来、2度目の挑戦。そのときは5着に敗れたが、勝ち馬は昨年の最優秀3歳牡馬のミュージアムマイルで、格上との対戦がいい経験となった。

 中間の調整も順調そのものだ。2週前、1週前追い切りともに美浦・Wコースで2頭併せを行った。2週連続で6ハロン81秒8を楽にマークし、まさに充実一途といえる。

 鞍上は25年6月の未勝利戦(1着)以来、2度目のタッグとなるダミアン・レーン騎手=オーストラリア=。舞台、状態、心強いジョッキーと、好走の条件は整った。ここだけではなく、今後も追いかけたいと思わせる大器。まずはG3で初タイトルをつかむ。

(三戸 達也)

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