◆関西学生野球春季リーグ戦 ▽第5節1回戦 同大12―2関学大=延長11回=(4日・ほっともっとフィールド神戸)

 同大が、延長で関学大を下し先勝した。9回2死から同点に追い付くと、延長11回には打者14人で6安打5四球の猛攻で一挙10得点。

リーグ史上4度目となる1イニング全員出塁を達成する攻撃で勝利した。

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 土壇場で追い付いた。2点を追う9回無死一、二塁の好機で、4番・近藤雅輝(4年=大阪桐蔭)の代打・杉本一世(2年=大阪桐蔭)が左前適時打を放ち1点差に迫ると、2死一、二塁で辻井心(4年=京都国際)が右前に同点タイムリーを放った。

 延長11回には先頭打者となった杉本の安打をきっかけに無死満塁として、辻井が押し出し四球で勝ち越し。その後も攻撃の手を緩めずビッグイニングで押し切った。

 竹川智之監督は「(杉本の代打は)流れを変えたい思いで。何とか突破口を見いだしたいと。過去に代打で使っていますが、打撃がいい選手なので」と采配が的中した。杉本は「初球が(球速が)速かったのでノーステップに変えました」と、とっさの判断で快打を放った。下級生での出場も「4回生のおかげ伸び伸びプレーさせてもらっている。楽しく野球が出来ている」と感謝した。

 辻井は「自分のミスで点を取られていたので、自分で取り返したかった」と言う。

2回2死三塁のピンチで捕逸し、先取点を献上していた。「(先発の)内山(璃力、2年=仙台育英)が好投していたので…」と意地の同点打となった。「2球目のインコースを満振りしたんです。それで(3球目は)外角で勝負してくると思って」と外角球を右前に運ぶ。捕手としての“読み”もさえた値千金の同点打になった。

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