◆JERAセ・リーグ 中日9―2巨人(8日・バンテリンドーム)
巨人は最下位の中日に大敗し、4月13日以来の貯金0となった。先発したフォレスト・ウィットリー投手(28)が2回にボスラーに2ランを浴びるなど5回途中5失点KO。
巨人打線に確かな光明が差し込んだ。はずむ息を整えながら、一塁ベース上の吉川が少しだけ安どの表情を見せた。2―9の9回無死で外角高め146キロ直球を左前へ流し打った。リーグ優勝を決めた24年9月28日の広島戦(マツダ)以来となる1試合4安打。「あしたは勝てるように頑張ります。それしか言葉は出てきません」と大敗に言葉少なだったが、戦前まで27打数2安打で打率7分4厘と湿っていたバットがいきなり、打ち出の小づちと化した。
待望の快音から波に乗った。2点を追う3回無死一塁で初球の外角141キロ直球を鮮やかに中前へ運んだ。
そのチームが頭のど真ん中にあるからこその“ルーチン”があった。両股関節手術明けで、本格的な打撃練習を再開させた2月中旬の3軍都城キャンプ。連日のように「昨日、1軍のみんなの打球速度はどうでしたか」と球団スタッフに尋ね、自ら練習の目標値を設定。180キロ超を記録している選手が続出していることを聞き「負けられない」とバットを振ってきた。
4日・ヤクルト戦(東京D)は志願して早出特打に参加。平山ら若手に交じってトンネル脱出の糸口を探した。「去年いい経験できた子もたくさんいますし、僕たち中堅、ベテランも負けないようにやっていきたい」。離脱中は浦田、門脇、増田陸が二塁で奮闘する姿をテレビ越しで目に焼き付け「みんなが疲れたときにはしっかり戻らないと」と誓った背番号2が、グラウンドに帰ってきた。
守備では2回2死から田中のゴロをさばいてランニングスローを見せるなど、攻守に確かな存在感を示した。










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