◆米大リーグ ホワイトソックス8―3カブス(16日、米イリノイ州シカゴ=レートフィールド)

 ホワイトソックス・村上宗隆内野手(26)が注目の「シカゴ対決」で主役となった。16日(日本時間17日)、本拠地・カブス戦に「2番・一塁」で出場すると、メジャーでは自身初の1試合2本塁打&2打席連続弾となる16、17号を放った。

ア・リーグ本塁打王争いでは、16本のジャッジ(ヤンキース)を一気に逆転して単独トップに浮上。日本人選手の1年目の本塁打数では、まだ45試合目ながら03年松井秀喜(ヤンキース)の16本を抜いて、単独3位に浮上した。

 この試合では村上が2発を放つなど、ホワイトソックスはバルガス、モンゴメリー、ベニンテンディにもアーチが出た。村上、バルガス、モンゴメリーの2~4番に座った3人が同じ試合で本塁打を放つのは、早くも今季4度目。MLB公式のサラ・ラングス記者によると、1900年以降の開幕からの45試合で3人が4度同一試合で本塁打を放ったのは史上初だという。シーズンのチーム記録にもあと1度と早くも迫り、村上、バルガス、モンゴメリーが史上最強トリオを結成している。

 8日(同9日)の本拠地・マリナーズ戦で15号を放ってから6試合連続で本塁打が出ていなかった村上。両軍無得点の初回無死一塁では先発右腕のタイヨンから四球を選んで出塁し、3番・バルガスの11号先生3ランにつなげた。

 村上に待望の一発が出たのは、3―0で3点をリードした3回1死走者なしの2打席目。カウント1―1からの3球目だった。過去4度の2ケタ勝利の実績を持つ先発右腕・タイヨンの83・9マイル(約135・0キロ)の外角チェンジアップを捉えると、中堅左の観客席最前列へ、打球速度105マイル(約169キロ)、打球角度37度と高々上がった軌道で飛び込んでいった。7試合ぶりに出た本塁打の飛距離は391フィート(約119メートル)だった。

 さらに勢い止まらず、5点リードとなった5回無死一塁の3打席目。1ストライクからタイヨンの2球目の92・3マイル(約148・5キロ)直球を捉えると、再び中堅右へ17号2ランを運んだ。打球速度は109マイル(約175キロ)、打球角度36度、飛距離は428フィート(約130メートル)の特大弾だった。2打席連続弾、1試合2本塁打はメジャーでは自身初で、この時点でア・リーグ本塁打トップだったジャッジ(ヤンキース)を抜いて単独トップに浮上した。

 松井秀喜が、メジャー1年目だった03年にヤンキースで放った16本塁打も一気に抜き去った村上。45試合での17本塁打は、レギュラーシーズン162試合に換算すると、61・2発ペースだ。18年に当時エンゼルス大谷翔平が記録した日本人選手の1年目の最多本塁打22本までは残り5本。今月中にも追いつきそうな勢いだ。

 3打席連続弾の期待もかかった7点をリードした7回1死走者なしの4打席目は、フルカウントから右腕・ロバーツの前に空振り三振。今季65個目の三振でリーグ単独最多。3発目とはならず、3打数2安打3打点だった。

 同じシカゴに本拠地を置くカブスとの「クロスタウンシリーズ」3連戦2戦目。

カブスの「5番・右翼」では鈴木誠也外野手(31)もスタメン出場したが4打数無安打に終わり、村上が圧倒的な存在感を見せた。試合もホワイトソックスが5本塁打で8点を奪って快勝し、貯金1とした。

 

 ◆日本人選手の1年目の本塁打上位

 〈1〉22 大谷翔平(18年、エンゼルス)

 〈2〉18 城島健司(06年、マリナーズ)

 〈3〉17 村上宗隆(26年、ホワイトソックス)

 〈4〉16 松井秀喜(03年、ヤンキース)

 〈5〉15 井口資仁(05年、ホワイトソックス)、吉田正尚(23年、レッドソックス)

 〈7〉14 鈴木誠也(22年、カブス)

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