◆JERAセ・リーグ ヤクルト3―1巨人(21日・神宮)

 何度も表情を曇らせた。田中将が今季最短4回4安打3失点で2敗目。

序盤の失点が響き、2点を追う5回の攻撃で代打を送られた。「初回、自分がリズムに乗る前にやられてしまった。球どうこうより、相手にうまく打たれたってとこですね」。わずか5球で先制された立ち上がりを悔いた。

 中11日。リフレッシュ休養を経て、満を持して先発するも出はなをくじかれた。1回。先頭から連打で無死二、三塁を招き、三ゴロ、犠飛の間に2点を失った。相手先発はリーグトップの勝ち星を誇る山野。ゼロで粘りながら投手戦に持ち込みたかった。続く2回は先頭の石井への四球をきっかけに、2死三塁から1番・長岡に適時二塁打。7番打者を不用意に歩かせたことが3点目につながった。

 移籍2年目の今季は開幕3連勝を飾るなど、試合前まで6登板で3勝1敗。防御率2・27と先発陣をけん引してきた。5回4失点(自責1)で初黒星を喫したのが前回9日の敵地・中日戦。そこからチームは7連勝と波に乗った。「僕が負けた次の日から、連勝は始まっているので」。次は自分が8連勝に導く。強い思いでこの日を迎えていた。

 雨上がりの神宮で最速145キロ。本調子とは遠く、阿部監督も「今日ストレートに球威がなかったから。けど、悪いなりに何とかしのいでくれた」と振り返った。3、4回は3者凡退と修正するも日米204勝目はお預け。54球で中継ぎにバトンタッチしたことも反省し「次しっかり、初回からいい投球ができるように」と責任を受け止めた。

(堀内 啓太)

編集部おすすめ