◆米大リーグ ホワイトソックス―ツインズ(25日、米イリノイ州シカゴ=レートフィールド)

 ホワイトソックスは25日、傘下マイナーの西田陸浮(りくう)内野手(25)が、初めてメジャー昇格したことを発表した。登録枠を空けるためJ・ケレニック外野手が事実上の戦力外(DFA)となった。

西田はこの日のツインズ戦に「9番・右翼」でスタメンに入った。背番号は「51」に決定。村上宗隆内野手は「2番・一塁」で2人の日本人野手が同時先発出場する。

 西田は試合前の現地放送のインタビューに応じ、イチローと同じ背番号「51」について「正直、変えた方がいいと思うくらい重いですね。まだイチローさんと呼べない、それくらい偉大な方」と恐縮しきりだった。

 大阪・枚方市出身で、東北高(宮城)を卒業後にマウント・フッド・コミュニティー大に留学。その後、オレゴン大に編入し、23年7月のドラフト会議でホワイトソックスから11巡目(全体329位)指名を受けた異例の経歴の持ち主だ。NPBを経ずにメジャーデビューしたのは、鈴木誠(マック鈴木)、多田野数人田沢純一、加藤豪将に続いて5人目。野手では加藤に続いて2人目で、日本の高校から米国の大学を経てドラフト指名されてメジャー昇格した初の選手となった。

 今季は傘下マイナーで2A、3Aで計44試合に出場。164打数53安打の打率3割2分3厘、1本塁打、12打点、15盗塁の成績を残してアピールしていた。2月のアリゾナ州グレンデールでのキャンプ中にはメジャー1年目の村上とともにトレーニングをしてサポートしたこともあった。

 身長は168センチと小柄で、俊足好打と内外野を守るユーティリティー性が武器。24年は127試合で49盗塁、25年は115試合で40盗塁と俊足をアピールしてきた。さらに、株式会社「ワンハネ」も設立して米国への大学への留学サポート事業なども手がけている。

 異例の道を進んできた新星が、夢舞台に立つ。

 ◆西田 陸浮(にしだ・りくう)2001年5月6日、大阪生まれ。25歳。北大阪ボーイズから東北高に進学し、1年秋から公式戦出場も甲子園出場はなし。マウント・フッド・コミュニティー大に進学し、1年目から36試合で大学新記録の33盗塁。オレゴン大に編入し、23年7月のドラフトでWソックスから11巡目(全体329位)を受けた。マイナーでは通算306試合で2本塁打、93打点、打率2割9分、110盗塁。168センチ、68キロ。右投左打。

編集部おすすめ