中国新疆農業科学院のロシアタンポポ(Taraxacum koksaghyz Rodin)研究チームはこのほど、ロシアタンポポの根から合格基準を満たす天然ゴムの大量抽出に成功しました。これは中国のロシアタンポポ種資源の開発・利用において、重要な技術的突破を達成したことを示しています。
ロシアタンポポはゴムタンポポとも呼ばれ、温帯・寒温帯地域での栽培が可能で、耐寒性や耐乾性、やせた土壌や塩アルカリの耐性を備えた特性を持っています。研究チームは今年6月末、北京化工大学と共同で新疆石河子職業技術大学に抽出ラインを建設し、最初に約1.33ヘクタールのロシアタンポポを収穫して1トンの乾燥根原料を得て、40キロの規格を満たす天然ゴムを生産することに成功しました。
新疆農業科学院作物研究所のアブドゥクユム・アブドゥレズク副研究員によると、ロシアタンポポの根から抽出された天然ゴムは、ブラジルゴムの木から産出される天然ゴムと酷似しており、高い弾力性や耐衝撃性などの特性を持ち、将来的には工業用ゴム製品に直接使用できるとのことです。
ロシアタンポポは生育周期が短く、密集栽培が可能で、耕作・播種・収穫まで機械化ができる利点があり、大規模な農業生産を容易に実現できます。研究チームは現在、100種類以上のロシアタンポポの種質資源を収集しており、新品種の選抜・育成、栽培技術の統合、天然ゴムの抽出・応用までの全産業チェーンを構築しています。(提供/CGTN Japanese)











