2026年8月25日、韓国メディア・韓国経済によると、今年の世界のメモリ半導体売上高は、昨年比で280%急増するとの予測が出た。AIデータセンターへの投資がHBM(高帯域幅メモリ)だけでなくDRAMやNAND型フラッシュメモリ、非メモリ半導体の需要も押し上げているためで、半導体市場全体に占めるメモリーの割合も50%を超えると予想されている。

市場調査会社のガートナーによると、今年の世界半導体売上高は1兆5552億ドル(約247兆7000億円)となり、昨年の8090億ドルから92%増加する見通しだ。来年には1兆9399億ドルまで増えると予想されている。

また、今年のメモリ半導体売上高は昨年の2201億ドルから約280%増加し、8373億ドルに達する見通しだとしている。半導体全体の売上高に占めるメモリの割合も、昨年の27%から今年は54%まで上昇すると見込まれている。

詳細を見ると、DRAMとNAND型フラッシュメモリの双方で大幅な成長が見込まれている。こうした流れは、サムスン電子とSKハイニックスにとっても追い風となると、記事は指摘している。両社はともにHBM、汎用DRAM、NAND型フラッシュメモリを生産しているが、AI向けの高付加価値メモリ需要が増加しているうえ、汎用DRAMやNAND型フラッシュメモリの価格も強含んでいるためだという。

ガートナーは、来年さらに生産能力を上げたとしても、AIインフラの構築に必要なメモリ消費が増え続けることで、需給は引き続き逼迫した状態が続くと予測している。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「半導体の好況は2030年まで持続するだろう。供給より需要が多すぎて、価値が上がるしかない」「IT時代の半導体は人間にとっての米、産業化時代の鉄鋼のようなものだ」「まだここからが始まりってことだね」などのコメントが寄せられている。

一方で、「半導体生産が湖南(ホナム)地方に移されても果たして変わらないだろうか」「こういう記事に惑わされてはいけない」「メディアがこういうことを言い出すってことはもう上がらないだろう」「今は増産より半導体の研究開発(R&D)に資金を投入すべきだ。中国が人材と資金をどんどん投じるなら、こちらは技術開発に投資して未来に備える必要がある」などの声も見られた。

(翻訳・編集/麻江)

編集部おすすめ