「長谷部宗介 誰」デキるビジネスマンは中島健人の友人らしい<柚月裕実のWeekly“J”>
イラスト/おうか

柚月裕実の「Weekly“J”」#32<6月6日〜6月13日>

長谷部宗介

アイドルファン歴25年超の筆者が一週間の出来事からトピックを紹介するこのコーナー。6月6日からの一週間より、印象的なトピックスをご紹介します。今回ピックアップするのは、Instagramに突如現れ、フォロワー数33.7万人を誇る長谷部宗介について。


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雑誌「THE MOST」副編集長、クリエイティブディレクターの長谷部宗介が5月28日からInstagramを開設(@k.n_sosuke.hasebe)。現在までに22投稿しており、先日は多忙ななか、移動中の車中からインスタライブを行った。その様子は「副編集長の時間・残せばいいんですよね?」と、アーカイブに残されている。


「みなさま声聞こえてますでしょうか? 声、聞こえてますでしょうか? コメントで、声聞こえているようであれば『聞こえてます』という返答をいただければ幸いです」

薄暗い車内に後部座席のランプとタブレットらしき画面の光に照らされる長谷部。黒いシャツとジャケット姿ゆえ、照らされる光によって肌の艶が際立ち、日ごろのケアのほどが伝わってきた。

視聴者に声が届いていることを確認して、「どうもみなさんこんばんは、長谷部宗介です」と挨拶。「えー、最初にですね、もともと18時ですね。18時くらいからインスタライブ始めるという予定だったのですけど、ちょっと、『THE MOST』編集部で撮影の案件がありまして、それがちょっと長引いてしまい、大切な案件だったので時間が押してしまいました」とスケジュールが押した理由を説明。「まず、インスタライブ遅れてしまったこと、陳謝いたします」と3秒ほど深々と頭を下げ、丁寧に詫びた。

移動中の車内からのインスタライブ。電波状況が乱れたことに触れつつ、長谷部はこのタイミングで窓を開け、次の現場に向かっていると教えてくれた。

続いてライブ視聴者数に触れ、「お! すごいですね、4.8万人、9万人……これは多いのかな? ちょっとインスタライブはわからないので」と、見るからに“デキる”ビジネスマンの堅い印象が、少し揺らいだ瞬間だった。


で、長谷部宗介って?

さて、「長谷部宗介とは一体……。」と思う人もいるだろう。Googleで検索すると、関連キーワードには、「長谷部宗介 誰」「長谷部宗介 ドラマ」そして「長谷部宗介 中島健人」と出てくる。フォロワー数33.7万人を抱える長谷部宗介とは、Sexy Zone中島健人。7月スタートの連続ドラマ『彼女はキレイだった』(カンテレ、フジテレビ系)で、主演の中島が演じる敏腕編集者の役名だ。

ジャニーズのアイドルとしては、グループ単位でSNSアカウントを開設するケースはあれど、中島は役名でInstagramアカウントを開設するという新たな作戦に打って出た。かねてから開設している会員制ブログも、SNSが解禁されていないことを逆手にとったInstagramを彷彿とさせるデザインで話題を集めていた。

また、ファンがリアルタイムで集まるTwitterについても、「さ、ということで皆さまからの、僕の友人が #KTT で拡散してくれている方をいま確認しているんですけど」と名称を言わずにさらりと触れていた。中島健人は、友人という設定のようだ。

開始から3分ほどで、一時画面が固まってしまったが、「みなさん大丈夫ですか? 止まったみたいですけど」と“王子様アイドル”ケンティーが顔をのぞかせたかと思いきや、「ハプニングにも対応できる人間じゃないと、やっぱり生きていけないですよね」と長谷部。視聴者からの「電波が悪い」という書き込みを目にしたようで、「電波が悪いのであれば、あなたが電波のいいところに移動すればいいと思いますよ、長谷部宗介です」。

長谷部のキャラクターである、最恐毒舌エリートっぷりを発揮。でも、誤解を招かないようにか、最後に名前を添える配慮をみせるなど、細部までケアが行き届いている。演技力といい、言葉のチョイスといい、あらゆる点からお見事!な中島。


「長谷部宗介 誰」デキるビジネスマンは中島健人の友人らしい<柚月裕実のWeekly“J”>

前を向けばたぶん僕がいる

その後も、フォロワーから寄せられた質問に答えていく長谷部。着用しているジャケットはなんと新作のディオールなんだそう。他の質問に答えつつも、似合っている、カッコいいという投稿を拾い、「皆さん誤解されていませんか? 僕はいま皆さんの礼賛を聞きにインスタライブをやっているわけじゃないんですよ。みなさんの質問を聞きにきてます」とズバッと軌道修正。その後も長谷部として寄せられた質問に名言を交えながら答えていた。

「会社に行きたくない」という投稿には、「うつむいている時間があったら、前を向いてください。前を向けばたぶん僕がいるんで。頑張ってください」と、アイドルのケンティが顔を出しつつ、長谷部らしい言葉選びで激励していた。

これには、イベントでファンの靴が脱げてしまったときに、咄嗟の出来事にも関わらず、「シンデレラ、気をつけて」と言葉をかけた、いまなお語り継がれている王子様伝説を思い出す。京成スカイライナーのCMキャラクターに抜擢された際にも、「お客様はお姫様」とおじさんをも姫扱いしていた。

ドラマの放送開始日は7月6日(毎週火曜よる9時)ともう少し先だが、早くも長谷部宗介というキャラクターに惹かれている。

ドラマの主題歌にはSexy Zoneのニューシングル『夏のハイドレンジア』が起用されることが発表された。
楽曲を手掛けるのはシンガーソングライターの秦基博。共演は、ヒロイン・佐藤愛役に小芝風花、中島の事務所の後輩であるHiHi Jets高橋優斗が若手編集部員役として登場するほか、宇垣美里が本作で本格女優デビューを果たす。

「僕史上いちばんのドSな役」と役柄について語った中島。放送までInstagramを見ながら楽しみに待ちたい。
(柚月裕実)



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※次回「Weekly“J”」を更新しましたら、Twitterでお知らせします

Writer

柚月裕実


Web編集/ライター。ジャニヲタ。アイドルがサングラスを外しただけでも泣く涙腺ゆるめな30代。主にKAT-TUNとNEWSですが、もはや事務所担。

関連サイト
@hiromin2013

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