4月11日(現地時間)、中国のドリンクチェーン「蜜雪冰城(MIXUE)」のブラジル1号店が、サンパウロのショッピングモールにオープンしました。店舗前には長い行列ができ、背番号10のサッカーユニフォームを着た同社のキャラクター「雪王」が来店客と交流しました。

現在、MIXUEは米国やオーストラリア、日本など15カ国で展開しています。ブラジルでも「高品質・低価格」の方針を維持し、看板商品のソフトクリームを3レアル(約96円)、レモネードを6レアル(約191円)で提供するなど、現地市場でも高い競争力を持っています。また、現地の嗜好に合わせた限定商品として、アサイー味のソフトクリームや、甘さを強めたドリンクも販売しています。

中南米最大の経済大国であるブラジルは若年層が多く、飲料市場も拡大していることから、MIXUEにとって大きな事業拡大の余地があります。同社は2025年5月、ブラジル輸出投資促進局と覚書(MOU)を締結しました。今後3~5年で、コーヒー豆やフルーツなど総額40億元(約933億円)以上の現地農産物を調達し、現地サプライチェーンの構築に乗り出す計画です。中国企業の海外展開は、単なる製品輸出にとどまらず、現地の発展と機会を共有する形へと変化しています。

近年、中南米市場では中国の新興ブランドの存在感が高まっています。中国発の雑貨チェーン「名創優品(MINISO)」はブラジル進出初年度に37店舗を出店し、中国の総合アートトイメーカー「ポップマート(POP MART)」のアートトイ商品も現地の若者から支持を集めています。中国社会科学院ラテンアメリカ研究所の専門家は、「中国と中南米の経済協力は、単なる貿易から商業投資、さらには現地サプライチェーンの構築へと発展している」と分析しています。

中国発ドリンクチェーン「MIXUE」、ブラジル進出、中南米展開に新たな動き

中国ブランドの進出は、中南米における中国製品のイメージを刷新し、消費者に多様な選択肢をもたらすとともに、両地域の経済協力に新たな活力をもたらしています。(提供/CGTN Japanese)

編集部おすすめ