2026年4月28日、中国のSNS・ウェイボー(微博)で、AIが制作した短編ドラマに人気俳優シャオ・ジャン(肖戦)とワン・イーボー(王一博)の顔を無断で合成したようなキャラクターが登場したことが拡散し、大きな注目を集めるとともに制作者への批判が相次いだ。

瀟湘晨報が28日に報じた内容によると、物議を醸しているのは浙江衛星テレビがこのほど放送した人工知能(AI)短編ドラマ「中国伝説・白蛇」の男性主人公。

顔がシャオ・ジャンとワン・イーボーに似ており、2人の顔を無断で合成して生成された疑いが指摘されている。

同作品は1話当たりの再生回数が100万回を突破する人気を見せているが、それだけに「有名人の顔を勝手にAIで合成し、知名度を利用して再生数を稼いでいるのではないか」という批判の声が強まっている。

制作会社は杭州九紫源文化科技という25年4月に設立されたばかりの新しい会社で、経営範囲には映画撮影サービス、文芸創作、デジタル文化クリエーティブソフト開発などが含まれる。

AI生成コンテンツの商業利用が急速に広がるにつれて肖像権保護を巡る法的整備の遅れが指摘される中、中国エンタメ界を代表する2人の俳優を合成したようなキャラクターが引き起こしたトラブルは大きな注目を集めている。

この件について、中国のネットユーザーは「シャオ・ジャンとワン・イーボーの権利を守ることを支持する」「浙江衛星テレビは節操がない」といった声を多数寄せており、本人や所属事務所に対して早急に法的措置を取るよう求めるコメントが相次いでいる。

また、制作会社に対する批判も多く寄せられ、「いずれ報いを受ける」と代表者を名指しで批判するコメントも見られた。

一方で、「正面の顔はまんまワン・イーボー」「これシャオ・ジャンの顔そのものじゃないか」など、合成の類似度の高さに対する反応や、「制作側はマーケットをよく分かっている」と皮肉交じりに指摘する声もあった。(編集・翻訳/川尻)

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