炭素繊維は「新材料の王」「黒い黄金」とも呼ばれる国家戦略的新興材料です。中国石油化工(シノペック)傘下の上海石化の年産3万トンラージトウ炭素繊維プロジェクト第1段階が5月8日、原料投入・運転を開始し、基準を満たす製品の生産に成功しました。
炭素繊維業界では、1束の炭素繊維の本数が4万8000フィラメント(48K)を超えるものがラージトウ炭素繊維と呼ばれます。スモールトウ炭素繊維に比べて、同一条件下で単一ライン当たりの生産量が多く、生産コストを抑えられる点が最大の特長であり、大規模応用に優れています。
上海石化のラージトウ炭素繊維は、炭素含有率95%以上の高強度新型繊維材料で、密度は鋼鉄の4分の1に満たないものの、強度は鋼鉄の7~9倍に達します。その上、耐腐食性にも優れ、航空宇宙や電気自動車(EV)などの新エネルギー車、風力発電ブレード、高度先端設備など幅広い分野で利用されています。(提供/CGTN Japanese)











