中国ブランドが韓国市場の多分野で展開を広げています。4月30日、中国の茶飲料ブランド、覇王茶姫(CHAGEE)が韓国市場に正式参入し、ソウルの江南(カンナム)、龍山(ヨンサン)、新村(シンチョン)の3か所で同時に初の店舗をオープンしました。
中国税関の統計によりますと、2025年の中韓二国間輸出入総額は前年比1.7%増の2兆3700億元(約55兆円)でした。飲食業のほか、比亜迪(BYD)などの中国ブランド乗用車、勢頭科技などのハイエンド家電、AliExpress(アリエクスプレス)などの越境EC、ポップマート(POP MART)などのアートトイブランド、さらに中国のドラマや映画なども、韓国の消費者の生活に徐々に浸透しています。
韓国側の研究は、現地の「MZ世代」(ミレニアル世代とZ世代)がトレンドやコストパフォーマンスに非常に敏感であり、同時に「自分へのご褒美消費」を好むことが、多様な中国ブランドの進出を後押ししていると指摘しています。また、中国による韓国向けのビザ免除措置の恩恵を受け、多くの韓国の若者が上海市を含む中国の各都市へ手軽に訪れ、中国ブランドを直接体験できるようになったことも、韓国での影響力をさらに高めています。
一方で、課題も存在します。多くの中国企業がロッテや現代(ヒョンデ)など韓国の主要百貨店への進出を成功させているものの、過去の「安価な商品」というイメージを脱却するにはまだ時間が必要です。韓国の一部消費者の間では、高品質で革新的というブランド認知をさらに確立していく必要があります。
韓中経済社会研究所の姜昊求(カン・ホグ)所長は、現在、中国ブランドが長期にわたって蓄積してきた人材や技術などの優位性を背景に、世界的なイノベーションをリードする段階へと徐々に移行しつつあるとの見方を示しています。中国ブランドはより鮮明かつ具体的な形で、海外市場における「中国製造(メード・イン・チャイナ)」への認識を再構築しています。(提供/CGTN Japanese)











