日本こそ小規模農業の成功例、中国が日本から学べること=中国報道
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 中国は日本と同様、小規模農業が多いが、中国からすると日本は小規模農業の成功例と言えるようだ。中国メディアの騰訊はこのほど、「日本が成功した方法から中国は何を学べるか」と題して、日本が成功した理由を分析する記事を掲載した。中国の農業は、日本の成功例を参考にすると良いと提言している。

 記事は日本の農業について、農地の広さや人材が不足しているにも関わらず成功したのは、3つの秘訣があると分析した。1つ目は「農協」が農家を守ってきたことだ。農協は公共性が高く、「政府と農家の仲介役を担っている」ので、日本の農家には発言力があるほか、収入が安定していると伝えた。

 2つ目は、「政府主導の政策と政党」が農家を守っているとした。これは政治に影響を与えている農協の存在も大きく、「農・政・党の鉄のトライアングル」ができていると紹介した。

 3つ目は「市場の倒逼」だ。「倒逼」とは、下の者が上の者に何かを強く強制するという中国のネット用語だ。記事は、日本の消費者の食の安全に対する意識の高まりが、生産現場の改革を促したと紹介した。ここにおいても農協が力を発揮し、消費者を安心させるような仕組みが出来上がったと感心している。

 中国には、日本の農協に当たるような団体がなく、就農人口の減少などの問題もある。安全保障の理由からも食料の安定供給を確保したい中国としては、日本の農業から学ぶことはたくさんありそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)