深セン証券取引所の創業板に上場している中国の電気自動車用電池大手、寧徳時代新能源科技(300750/深セン)が4月29日、2022年1~3月期の業績について大幅な売上増の一方で減益となったことを発表した。

 同社は2011年設立の民営企業で、18年に深セン創業板に上場した。主に電気自動車用電池システム、エネルギー貯蔵システムを手がけ、リチウムイオン電池、リチウムポリマー電池、燃料電池などのほか、風力、太陽光発電の電力貯蔵設備の研究開発、生産、販売を行っている。21年における世界の動力電池市場シェア(使用量ベース)は32.6%で、エネルギー貯蔵用バッテリー生産は世界トップ。21年の電池生産能力は170.39ギガワット時で、20年の69.10ギガワット時から大きく増加した。
 
 2021年12月期の売上高は1303億5579万元(前期比159.06%増)、純利益は159億3131万元(同185.34%増)だった。
 
 29日に発表した公告によれば、2022年1~3月期の売上高は486億7841万元で前年同期比153.97%増となったのに対し、純利益は14億9280万元で23.62%減少した。売上が大きく伸びた要因について同社は業務規模の拡大を挙げた。一方で、売上原価が416億2757万元で同198.66%と売上高以上に増加しており、コストの増加が純利益の減少につながった。同社は、一部の材料価格急騰によりコストが増加したと説明している。
 
 また、研究開発の強化に引き続き取り組んでおり、研究プロジェクトの増加、研究開発チームの拡大に伴って研究開発費用が25億6803万元と前年同期比で117.49%増加した。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)