中国の政策に対する期待感が相場を支える流れ。28日に開かれた中央政治局会議では、不動産政策を1年ぶりに取り上げ、「不動産市場の安定に努め、都市更新を着実に推進する」との方針が確認された。そのほか、当局は「人工知能(AI)+」行動を全面的に実施する構え。関連銘柄を物色する動きも目立っている。
ただ、上値は限定的。連休を前に様子見ムードも漂った。中国は5月1~5日が労働節(メーデー)の休日で、本土市場は休場となる。原油高騰も不安視。日本時間30日にWTI原油先物は一時、100米ドル/バレルの大台を突破した。米イランの紛争が始まった直近の高値を大幅に更新している。米イランの和平交渉が停滞する中、トランプ氏は大規模な軍事攻撃を計画していると複数メディアが報道。イラン側も反撃するのは必至で、ホルムズ海峡の封鎖も長期化すると懸念されている。
一方、中国の景況感は強弱が分かれる内容。寄り付き直後に国家統計局が公表した今年4月の製造業PMIは50.3と市場予想の50.1を上回ったが、非製造業業PMIは49.4と予想の49.8を下回っている。その後に発表された民間によるRatingDog中国製造業PMIは52.2と、市場予想(51.0)を上回った。(亜州リサーチ編集部)
業種別では、不動産の上げが目立つ。緑地HD(600606/SH)が6.8%高、華遠地産(600743/SH)が2.9%高、華麗家族(600503/SH)が2.0%高、光明地産(600708/SH)が1.6%高、信達地産(600657/SH)が1.3%高で引けた。
半導体株も高い。半導体ウエハー中国大手の杭州立昂微電子(605358/SH)が5.2%、パワー半導体の杭州士蘭微電子(600460/SH)が3.8%、半導体材料の有研新材(600206/SH)が2.0%、フラッシュメモリー中国大手の北京兆易創新科技(603986/SH)が1.3%ずつ上昇した。ほか、ハイテク・スタートアップ企業向け市場「科創板」では、人工知能(AI)半導体大手の中科寒武紀科技(カンブリコン・テクノロジーズ:688256/SH)が20.0%(ストップ)高。主要50銘柄で構成される「上証科創板50成分指数(Star50)」は5.2%高と他の主要指数をアウトパフォームした。軍需産業株、メディア・娯楽株、証券株の一角なども買われている。
半面、非鉄や産金、鉄鋼、建材など資源・素材株はさえない。
外貨建てB株相場は、上海B株指数が4.13ポイント(1.49%)高の281.33ポイント、深センB株指数が10.68ポイント(0.90%)安の1182.29ポイントで終了した。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)











