2026年4月27日、香港メディア・香港01は、中国深セン市の人気韓国料理チェーン「春熙台」の十数店舗が一夜にして全店閉鎖し、顧客のプリペイドカード残高が使用不能となっていると報じた。

記事は、現地メディアの記者が4月26日に同市福田区の商業施設「COCO Park」店をはじめとする市内の複数店舗を訪れたところ、いずれも営業しておらず、一部の店舗には既に仮囲いが設置されていたと伝えた。

また、中国最大級のグルメ口コミアプリ「大衆点評」で「春熙台」を検索すると、市内の12店舗が「一時休業」、別の1店舗が「廃業・閉鎖」と表示されていると紹介した。

さらに、SNSで多くの消費者が、春熙台のプリペイドカード残高が使えなくなり業者とも連絡が取れないと訴え、「通知も説明もなく、正式な貼り紙すら出されていない」と憤りの声を上げていることを指摘した。

深センの人気飲食店十数店舗が一夜にして閉鎖―中国

そして、多くが200元(約4700円)から1000元(約2万3400円)のプリペイドカードを保有しており、相当の残高が手付かずのまま残されていると説明。実際の例として、ある女性消費者が現地メディアの取材に対し、昨年末に800元(約1万8700円)をチャージしたものの、いまだ約570元(約1万3300円)分が手元に残っていると打ち明けたことを紹介している。

記事は、現地メディアの記者が同チェーンの複数店舗に電話をかけたものの、いずれも繋がらない状態だったと報じた。

なお、記事によると、企業情報検索サイト上では運営会社の「深セン市春熙台飲食連鎖有限公司」が25年2月28日付ですでに登記抹消されていたという。運営会社の登記抹消後の店舗経営や、一斉閉鎖の具体的な理由については明らかになっていないようだ。(編集・翻訳/川尻)

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