28日の中国本土マーケットは、主要指標の上海総合指数が前日比7.71ポイント(0.19%)安の4078.64ポイントと反落した。
 中東情勢の不透明感が重し。
米イランの和平交渉が停滞する中、原油相場の高止まりが続いている。ホルムズ海峡の封鎖解除が見通せない中、27日のNY商品取引所では、WTI原油先物が前日比2.1%高の96.37米ドル/バレルと反発。28日の時間外取引でも上昇が続いている。ただ、下値は限定的。中国経済の先行き楽観などが支えだ。格付け会社ムーディーズが27日、中国の格付け見通しを従来の「ネガティブ」から「安定的」に引き上げた。(亜州リサーチ編集部)
 業種別では、ハイテクの下げが目立つ。通信機器製造・販売の江蘇永鼎(600105/SH)が7.6%安、LED部材トップメーカーの三安光電(600703/SH)が5.0%安、光ファイバー・ケーブルの江蘇亨通光電(600487/SH)が4.3%安、携帯端末ODM(相手先ブランドによる設計・生産)の華勤技術(603296/SH)が3.9%安、スーパーコンピューター世界大手の曙光信息産業(603019/SH)が3.5%安、半導体封止・検査の江蘇長電科技(600584/SH)が2.6%安で引けた。ほか、ハイテク・スタートアップ企業向け市場「科創板」では、半導体製造装置大手の盛美半導体設備(上海)(688082/SH)が11.7%安。主要50銘柄で構成される「上証科創板50成分指数(Star50)」は1.3%安と他の主要指数をアンダーパフォームしている。ハイテク関連はこのところの上昇ピッチが速かっただけに、利益確定売りが出た。
 非鉄・産金株も安い。
山東南山リョ業(600219/SH)が9.7%、廈門タングステン業(600549/SH)が3.2%、洛陽モリブデン(603993/SH)が2.7%、赤峰黄金(600988/SH)が4.1%、中金黄金(600489/SH)が1.8%ずつ下落した。
 自動車株もさえない。北汽藍谷新能源科技(600733/SH)が3.6%安、安徽江淮汽車集団(600418/SH)が2.0%安、賽力斯集団(601127/SH)が1.9%安、広州汽車集団(601238/SH)が1.1%安で取引を終えた。販売不振が警戒される。業界団体の予想によると、4月の乗用車小売は前月比で13.8%減少する見通しだ。軍需産業株、空運株、メディア・娯楽株なども売られている。
 半面、石炭・石油株は高い。中国中煤能源(601898/SH)が6.2%、中国神華能源(601088/SH)が2.9%、陝西煤業(601225/SH)が2.5%、中曼石油天然気集団(603619/SH)が3.4%、中国海洋石油(600938/SH)が2.4%ずつ上昇した。公益株、医薬株、酒造株、銀行・証券株も買われている。
 外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.07ポイント(0.39%)高の274.38ポイント、深センB株指数が10.43ポイント(0.87%)安の1184.25ポイントで終了した。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)
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