24日の中国本土マーケットは、主要指標の上海総合指数が前日比13.35ポイント(0.33%)安の4079.90ポイントと続落した。
 原油高止まりが投資家心理の重しとなる流れ。
23日のNY商品取引所では、WTI原油先物が前日比3.1%高の95.85米ドル/バレルと続伸し、再び大台の100米ドルをうかがう勢いだ。米イラン和平交渉の難航で原油高騰が続き、経済活動にも影響が及ぶと危惧されている。イスラエルのメディアによると、強硬派のイラン革命防衛隊の圧力で、現実派とされるガリバフ国会議長が米国との戦争終結に向けた交渉の担当を辞任。交渉の進ちょくが危ぶまれ、ホルムズ海峡の封鎖も長期化すると不安視されている。
 ただ、下値は限定的。中国の政策に対する期待感が根強いほか、世界的な半導体株高の流れもプラス材料だ。昨夜の米株市場では、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)が1.7%高と17連騰し、連日で最高値を更新。人工知能(AI)産業の拡大で、半導体需要が伸びると期待されている。指数は徐々に下げ幅を縮小させた。(亜州リサーチ編集部)
 業種別では、自動車の下げが目立つ。安徽江淮汽車集団(600418/SH)が2.0%安、賽力斯集団(601127/SH)が1.8%安、北汽福田汽車(600166/SH)と上海汽車集団(600104/SH)がそろって1.3%安で引けた。「中国で今後、超長期・低金利のオートローンが引き締められる見通し」などと伝わり、自動車販売が鈍ると不安視されている。
メーカー各社は今年に入り、販促のためにこうしたオートローンを導入していた。
 医薬株も安い。津薬薬業(600488/SH)が9.2%、北京福元医薬(601089/SH)が5.3%、浙江華海薬業(600521/SH)が2.6%、康縁薬業(600557/SH)が1.7%、津薬達仁堂集団(600329/SH)が1.3%ずつ下落した。金融株、公益株、軍需産業株、運輸株なども売られている。
 半面、半導体株はしっかり。IC設計の上海韋爾半導体(603501/SH)が2.9%高、半導体モジュール生産の嘉興斯達半導体(603290/SH)が2.5%高、パワー半導体の杭州士蘭微電子(600460/SH)が1.7%高、半導体検査装置メーカーの天津金海通半導体設備(603061/SH)が0.9%高で取引を終えた。ほか、ハイテク・スタートアップ企業向け市場「科創板」では、国産アーキテクチャーCPU(中央演算処理装置)の海光信息技術(688041/SH)が8.2%高。主要50銘柄で構成される「上証科創板50成分指数(Star50)」は1.5%逆行高した。
 外貨建てB株相場は、上海B株指数が2.05ポイント(0.76%)高の271.92ポイント、深センB株指数が2.06ポイント(0.17%)高の1194.10ポイントで終了した。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)
編集部おすすめ