23日の中国本土マーケットは、主要指標の上海総合指数が前日比13.01ポイント(0.32%)安の4093.25ポイントと4日ぶりに反落した。
 原油相場の高止まりが不安視される流れ。
ホルムズ海峡の支配権を巡り、米国とイランは双方で海峡を封鎖する中、昨夜のNY商品取引所では、WTI原油先物が3.7%高の92.96米ドル/バレルに上昇している。米イランの和平交渉が難航するとの見方もあり、原油供給の正常化に時間がかかると懸念された。また、上海総合指数は前日、3月12日以来、約1カ月半ぶりの高値水準を回復したばかりとあって、利益確定売りもみられる。直近で上げの目立っていたハイテク株が下げを主導した。ただ、下値は限定的。中国の政策に対する期待感が相場を支えている。(亜州リサーチ編集部)
 業種別では、ハイテク関連の下げが目立つ。電子部品メーカー大手の環旭電子(601231/SH)が6.7%安、光ファイバーケーブルの飛光繊光纜(601869/SH)が6.5%安、フラッシュメモリー中国大手の北京兆易創新科技(603986/SH)が2.9%安、半導体の封止・検査で中国首位の江蘇長電科技(600584/SH)が2.4%安で引けた。ほか、ハイテク・スタートアップ企業向け市場「科創板」では、半導体製造装置の拓荊科技(688072/SH)が3.8%安。主要50銘柄で構成される「上証科創板50成分指数(Star50)」は2.0%安と他の主要指数をアンダーパフォームした。
 非鉄・レアアース、産金株も急落。廈門タングステン業(600549/SH)が5.5%安、洛陽モリブデン(603993/SH)が3.6%安、広晟有色金属(600259/SH)が10.0%(ストップ)安、中国北方稀土(600111/SH)が6.0%安、中金黄金(600489/SH)が5.0%安、山東黄金(600547/SH)が3.8%安で取引を終えた。
医薬株、自動車株、不動産株、運輸株、保険・証券株、インフラ建設株なども売られている。
 半面、石油・石炭株は高い。中曼石油天然気集団(603619/SH)が4.2%、中国石油天然気(601857/SH)が3.2%、洲際油気(600759/SH)が2.9%、中国中煤能源(601898/SH)が4.9%、陝西煤業(601225/SH)が2.5%、中国神華能源(601088/SH)が2.4%ずつ上昇した。銀行株、公益株、食品飲料株も買われている。
 外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.40ポイント(0.52%)安の269.87ポイント、深センB株指数が2.21ポイント(0.19%)高の1192.05ポイントで終了した。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)
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