前日のグレーマーケット(上場前の相対取引)では、公募価格比1.75%高の40.02香港ドルで取引を終えた。高値は45.20香港ドル、安値は39.30香港ドル。
4月30日に締め切られたIPO公募では、香港一般投資家の申込倍率が399.08倍に達した。海外割当分(グローバル・オファリング)も規定枠を上回り、3.4倍を記録している。
売買単位は100株、公募価格は39.33香港ドルに設定。2700万株のH株を公開し、手数料などを除く手取り概算で10億710万香港ドル(約200億円)を調達した。調達資金のうち、30%をグローバル展開の推進、30%を人工知能(AI)、モノのインターネット(IoT)応用を含む継続的な製品開発およびイノベーション、20%を国内販売チャネルおよびディーラーネットワークの拡充、10.0%をブランド構築およびマーケティング活動、残りを運転資金などに充当する。
同社は2007年の設立以来、湖南省長沙市を拠点に高品質かつ先進的な家庭用医療機器を提供している。主にリハビリ補助具製品、医療ケア製品、健康モニタリング製品、呼吸サポート製品、中医理療関連製品およびその他製品などの製造・販売を手がける。研究開発、製造、販売を一体化したバリューチェーンを基盤に、臨床検証済みの高品質な製品群を展開し、治療効果を確保しつつ価格の手頃さを維持。症状改善、傷病回復、予防、健康維持など多様な家庭医療ニーズに対応可能な製品を提供する。海外市場の開拓も積極的に推進。
フロスト&サリバンによれば、24年国内売上高ベースで、同社は中国の家庭用医療機器企業の中で第2位、市場シェアの2.1%を占める規模だ。家庭用リハビリ補助具、家庭用呼吸サポート機器、家庭用医療ケア消耗品分野では競争が激しく、同社が属する家庭用リハビリ補助具および家庭用医療ケア製品分野には国内で300社超の市場プレーヤーが存在する。中国の家庭用医療機器の市場規模は24年に1982億人民元に達し、医療機器市場全体の21.0%を占める。
直近3期の売上高は23年12月期が28億5369万人民元、24年12月期が29億8293万人民元、25年12月期が33億9749万人民元。純損益は3期連続の黒字(2億5428万人民元、3億1175万人民元、3億7160万人民元)だった。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)











