投資家心理が悪化する流れ。中国経済の先行き不安が強まったほか、原油高騰の長期化懸念もマイナス材料だ。取引時間中に公表された中国の月次経済統計では、4月の小売売上高や鉱工業生産の伸びが予想を大きく下回り、1~4月の固定資産投資は予想外に縮小している。ほか、1~4月の不動産開発投資は減少率が予想以上に拡大した。
原油相場に関しては、昨夜のWTI原油先物が4.2%高の105.42米ドル/バレルと続伸し、日本時間18日の時間外取引で、一時108米ドル台で推移。米イランの和平交渉が難航する中、原油輸送の停滞が長期化すると懸念されている。また、米メディアは15日、米国とイスラエルが近く、イランへ攻撃再開の計画を進めているなどと報じた。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、新興EV(電気自動車)メーカーの理想汽車(2015/HK)が14.2%安、中国中堅デベロッパーの龍湖集団HD(960/HK)が7.8%安、不動産管理サービスの華潤万象生活(1209/HK)が6.2%安と下げが目立った。理想汽車については、15日に正式発表した新モデルの値下げを嫌気している。事前販売価格から日本円で100万円超も値下げされたことで、販売競争激化の警戒感が再燃した。
セクター別では、自動車が安い。理想のほか、浙江零ホウ科技(9863/HK)が7.8%、吉利汽車HD(175/HK)が4.8%、長城汽車(2333/HK)と奇瑞汽車(9973/HK)がそろって3.9%ずつ下落した。
中国不動産セクターも急落。龍湖や華潤万象のほか、中国金茂(817/HK)が7.5%安、広州富力地産(2777/HK)が7.1%安、碧桂園HD(2007/HK)が5.6%安、合景泰富地産HD(1813/HK)が4.8%安で取引を終えた、
非鉄・産金セクターもさえない。江西銅業(358/HK)が2.9%安、新疆新キン鉱業(3833/HK)が2.7%安、霊宝黄金(3330/HK)が4.6%安、招金鉱業(1818/HK)が3.2%安と値を下げた。
半面、石油セクターはしっかり。百勤油田服務(2178/HK)が2.9%、中油燃気集団(603/HK)が1.9%、中石化石油工程技術服務(1033/HK)が1.4%、中国海洋石油(883/HK)が1.3%ずつ上昇した。
半導体セクターの一角も物色される。兆易創新科技集団(3986/HK)が8.1%高、ASMPT(522/HK)が2.6%高、峰チョウ科技深セン(1304/HK)が2.0%高、蘇州納芯微電子(2676/HK)が1.0%高で引けた。
本土マーケットは3日続落。主要指標の上海総合指数は、前営業日比0.09%安の4131.53ポイントで取引を終了した。不動産が安い。自動車、医薬、素材、消費、金融、運輸なども売られた。半面、ハイテクは高い。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)











