利益確定売りが先行する流れ。ハンセン指数は前日まで急ピッチに上昇し、足もとでは5月14日以来、約3週ぶりの高値水準を回復していた。原油相場の上昇も逆風。2日のNY商品取引所では、WTI原油先物が1.7%高の93.76米ドル/バレルと続伸し、日本時間3日の時間外取引でも上昇が続いている。中東情勢を巡っては、ルビオ米国務長官が2日、戦闘終結に向けたイランとの合意は可能だとの見方を示しているが、イスラエルのレバノン攻撃が続く中、イランの態度に軟化の兆しはみえていない。
もっとも、下値を叩くような売りはみられない。米株の最高値更新などが支えだ。人工知能(AI)投資拡大を背景として、恩恵を受けやすい銘柄の物色が続いている。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、バイオ医薬品開発受託会社の薬明生物技術(2269/HK)が7.0%安、デリバリー事業大手の美団(3690/HK)が6.0%安、不動産管理サービスの華潤万象生活(1209/HK)が4.6%安と下げが目立った。
セクター別では、海上輸送やエアラインの運輸が安い。中遠海運能源運輸(1138/HK)が6.1%、中遠海運HD(1919/HK)が3.0%、東方海外(316/HK)が2.7%、中国東方航空(670/HK)が5.7%、中国国際航空(753/HK)が5.0%、中国南方航空(1055/HK)が3.4%ずつ下落した。
新エネルギー自動車(NEV)関連も急落。
医薬セクターも売られる。薬明生物のほか、江蘇恒瑞医薬(1276/HK)が7.1%安、艾美疫苗(6660/HK)が4.7%安、石薬集団(1093/HK)が4.2%安で引けた。
半面、半導体セクターは高い。英諾賽科(蘇州)科技(2577/HK)が7.0%、瀾起科技(6809/HK)が6.0%、豪威集成電路(501/HK)が4.2%、兆易創新科技集団(3986/HK)が3.4%ずつ上昇した。そのほか、プリント基板(PCB)の広州広合科技(1989/HK)が5.4%高、勝宏科技(恵州)(2476/HK)が2.3%高と値を上げている。
本土マーケットは続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.22%高の4083.97ポイントで取引を終了した。ハイテクが高い。非鉄・レアアース、エネルギー、公益、軍需産業なども買われた。半面、医薬は安い。消費、不動産、自動車、金融も売られた。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)











