報道によると、海洋警察は、日本の海上保安庁と協議した結果、ケミカルタンカーの処理は海上保安庁に任せることになったと説明した。海洋警察は大型艦艇1隻を日本側に送り、消火活動にあたっていた警備艇や消防艇、ヘリコプターなどはすべて撤収させた。事故の原因究明は海洋警察が行う。
ケミカルタンカーが日本側に漂流していることについて、海洋警察の関係者は「異例」と説明した。
ケミカルタンカーには引火性の強い有毒な化学物質が2万9337トン積まれている。衝突により一部のタンクに穴が空き、火災が発生しているが18時間が経った現在も完全に鎮火できていない。残る18個のタンクに燃え移った場合、被害はさらに拡大するとみられる。また毒性の強い化学物質が海に流出している状態で、海洋汚染の2次被害が出る可能性もある。(編集担当:新川悠)
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