中国人の日本に対して抱くイメージは様々だ。反日的な感情を持っている人も少なくないが、日本に行ったことのある人はほとんどが日本に良い印象を持っているという。
中国メディアの今日頭条は3日、「日本とはどんな国か」と題し、外国人から見た日本のイメージを紹介する記事を掲載した。

 記事は、まず1つ目として「仕事中毒」であること。日本人は仕事が大好きなので長時間働き、日本企業と仕事で関わったことのある人なら技術と品質の高さへのこだわりを感じるはずだと紹介。これは「日本人の責任感の高さの表れ」だと分析している。

 また、日本人はよく「頑張って」と言うイメージがあると指摘。これはもはや日本人の口ぐせとなっており、中国人のいう「加油」よりも軽い気持ちで、より頻繁に使われていると言えるだろう。
最近では、日本でもプレッシャーになるなどの理由で多用を控えるようになってきてはいるが、やはり使いすぎる傾向はあるのかもしれない。これも、まじめで努力家の日本人の国民性を反映しているといえそうだ。

 さらに、「タイムスリップしたかのような国」と紹介している。これは現代生活の中に伝統的なものが共存しているためで、例えば「20世紀の遺物」であるファックスがいまだに現役で使われていることや、ペーパーレスが徹底できないアナログなところ、それに都会の中に味わい深い寺が突如出現するといった面白さがあると伝えている。

 ほかには、「日常のなかに非日常がある」とも表現。秋葉原を歩けば、「非日常」の代表ともいえるメイドの姿をした女性が店の前でチラシを配っていて、商店街を歩けば昔の街並みがそのまま残っているといったことで、こうした光景も外国人にとっては魅力的なようだ。
これは、古いものを大切にする日本の良さに加えて、アニメや漫画などのソフトパワーもあり、日本を世界でも唯一無二の存在にしているのだろう。

 日本人にとっては当たり前のことでも、外国人からすると興味深くて新鮮に映ることは多いようだ。今は新型コロナの影響で訪日旅行者は激減しているが、収束後はまた多くの外国人に日本の良さを体験してもらいたいものだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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