◇春季高校野球静岡県大会▽準々決勝 知徳4―1静岡(26日・しずてつスタジアム草薙)

 準々決勝が行われた。前日の3回戦に続き、2試合連続で延長タイブレークとなった浜松商は、東海大静岡翔洋に延長10回サヨナラ勝ち。

優勝した2019年以来、7年ぶりの4強入りを果たした。4季連続県制覇を狙う聖隷クリストファーは磐田東に3点差を逆転勝ち。そのほか、知徳、日大三島がベスト4に駒を進めた。東海切符をかけた準決勝は5月2日にしずてつスタジアム草薙で行われる。

 192センチの大型左腕が鉄腕ぶりを発揮した。前日の常葉大菊川戦で延長12回、151球を一人で投げきった知徳の左腕・渡辺大地(3年)が静岡相手に116球6安打1失点完投。「1年から投げさせてもらっているし、連投になるけど、自分がいくしかない。無駄な力が入らなくて良かった」。三島高時代の2010年以来16年ぶり、知徳として初の4強入りを決めた。

 腹をくくった。初鹿文彦監督(50)は「朝に行かせて下さい、と言ってきた。今の時代、バッシングは監督が受ける覚悟で決めた」。

本人の意思を尊重し、「渡辺はよく投げた。きのうより良かった」と最大級の賛辞を送った。

 準決勝では聖隷と対戦する。昨春の県初戦(2回戦)で2―7と敗退。先発した渡辺は3回で降板、聖隷の県内公式戦22連勝の足がかりを作った。昨秋の県3回戦でも苦杯をなめており「高部はライバルというより気になる存在。ストレートの質では負けたくない」。タフなエースが、王者にリベンジを狙う。(塩沢 武士)

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