◆米大リーグ ブルージェイズ5×―3レイズ=延長10回=(13日、カナダ・トロント=ロジャーズセンター)

 ブルージェイズの岡本和真内野手は0―1で迎えた8回無死満塁で左翼に同点犠飛を放ち、1―3で迎えた延長10回1死一、二塁では四球を選んでバーショの劇的逆転サヨナラ満塁弾を呼び込んだ。ブ軍では2017年7月30日(対エンゼルス)のS・ピアース以来となるサヨナラグランドスラムを放ったバーショは試合後、岡本の「ケサディーヤ・Tシャツ」を着て会見に登場。

望みをつないだ岡本の最終打席を「信じてバトンを渡してくれた」と感慨深く振り返った。

 目の前で岡本がきっちりと四球を選んで、全ての塁が埋まった。続くバーショが放った放物線は、左翼自軍ブルペンで投球練習を行っていたR・ロドリゲスのグラブに収まった。手荒い祝福を受けたバーショは「カズは、素晴らしい打席だった。タフな投手からいいアプローチをして、信頼してバトンを渡してくれた」と振り返った。

 この日は岡本が2四球、ゲレロが3四球を選ぶなどチーム全体で10四球を選んだ。「チームとして四球を選べることは大きな力になる。次の人にバトンを渡すこと。大きなヒットを打つ必要はなく、去年と同様、プロセスを信じて相手にプレッシャーを掛けていけば、成功もつかめる例なんだ」とバーショ。ア・リーグ優勝を果たした昨年のチームのモットーが、ここに来て形になり始めた手応えを語った。

 難敵レイズ戦の連敗が「5」でストップ。「こういう勝利があると、少し肩の力を抜いて深呼吸してリラックスできる」と、笑顔だった。

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