北京月之暗面科技(MoonshotAI)が先ごろ、次世代モデル「KimiK3」を発表した。世界最大のパラメータ数を誇るオープンソースモデルだ。

発表から1日もたたないうちに、「KimiK3」は国際的に権威のある「Frontend Code Arena」のランキングで首位を獲得し、他の複数のベンチマークテストでも優れた成績を収めた。海外メディアも相次いでそのパフォーマンスを「Impressive」と評価している。

「KimiK3」のブレークスルーの核心は独自開発の基盤モデルアーキテクチャと科学的なモデル学習手法にある。

実際のところ、オープンソースであることと価格面の優位性こそが、「KimiK3」の二つのコア・コンピタンスだ。欧米の高評価額のクローズドソースモデルと比べ、より低コストで最先端に近い性能を実現している。

より重要なのは、「KimiK3」が世界のオープンソースコミュニティーの士気を大きく鼓舞した点だ。月之暗面によると、27日までに「KimiK3」の完全なモデルウェイトが公開され、世界中の開発者が自由にダウンロードし、導入し、二次開発を行えるようになる。これは、世界トップレベルの大規模AIモデルが備える能力が、もはや一部企業の利益追求のツールにとどまらず、各国の開発者が共有できる出発点となることを意味する。

中国のオープンソース大規模AIモデルの累計ダウンロード数は100億回を突破し、世界首位となっている。オープンソース化は中国企業の競争力を弱めるどころか、むしろその競争力を世界的なイノベーション・エコシステムの中に根付かせ、米国企業を含む世界各国の中小企業に大きな利益をもたらしている。これは、AIがゼロサムゲームの場ではなく、世界が共にイノベーションを生み出すための基盤であることを物語っている。

昨年、DeepSeekが突如出現した際、西側諸国は一様にそれを「予想外のブレークスルー」、あるいは中国のスタートアップ企業が特定の条件下で遂げた「ラッキーな大成功」と見ていた。

しかし、6月に発表された智譜(Zhipu)のフラッグシップモデル「GLM-5.2」や今回の「KimiK3」の登場によってそのナラティブは静かに変わり、世界は中国の「持続的なイノベーション」の実力をより多く目の当たりにするようになった。(提供/人民網日本語版・編集/NA)

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