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沖縄とアサヒ、2つのバヤリース

沖縄に出かけるたび、なんとなく気になっていたことがあった。
いつも見慣れた企業の“沖縄バージョン”というのか、わざわざ“沖縄”という文字が冠されていることがあるのである。

JRやNTT、コカコーラなどのように、「JR東海」があれば「JR九州」もあってとかならわかる。たとえば、「沖縄伊藤園」というのがあるのだが、別に「北海道伊藤園」や「四国伊藤園」とかもあるという話は聞いたことはない。不思議だ。

そんななか、沖縄でよく目にするもののひとつに「沖縄バヤリース」というのがある。
“バヤリース”とはもちろん、「バヤリースオレンジ」でよく知られるジュースのブランドのこと。沖縄ではコンビニやスーパー、土産物店で売られている、グァバやシークワーサーなどの飲料品に、よくこの「沖縄バヤリース」という表記がある。
そもそもたしかバヤリースって、「ワンダ」や「三ツ矢サイダー」でおなじみの、アサヒ飲料から出てるはずだ。地名をつけるというパターンからすれば、「沖縄アサヒ飲料」ってなるわけじゃないのか。

支社なのか、関連企業的なものなのか、その「沖縄バヤリース」という会社の位置づけを、アサヒ飲料にたずねてみた。すると、
「別会社、ということになりますね」
という回答が。
バヤリースを出しているのはアサヒ飲料なのに、沖縄バヤリースはアサヒとは別会社。ホワ〜ット?

もう少し詳しく話しをうかがってみると、そこには沖縄に関する歴史的な事情もからむことが分かった。
ご存知の方も多いかと思うが、バヤリースはもともとアメリカのジュース。アサヒ飲料はその商標を取得しているわけだが、
「1951年に商標を取得した際、『沖縄をのぞく』という項目があったようです」
とのことなのだ。
沖縄バヤリース社の前身である「バヤリースオレンジ・オキナワ」の設立は1946年。返還の年である72年に「株式会社沖縄バヤリース」が誕生した。
返還前の沖縄にはすでに独自に契約された「バヤリース」があったというわけで、アサヒ飲料との住み分けは、その名残ということか。

そんなわけで、沖縄でも「ワンダ」や「十六茶」はじめ、アサヒ飲料のドリンクは、“普通に”売っている。しかし、アサヒ飲料版のバヤリースは、
「販売しておりません」(アサヒ飲料)
いっぽう、沖縄バヤリース版「バヤリースオレンジ」は、“沖縄県内限定販売”ということで、県外では買えない。

まあ、どっちも「バヤリース」なので、正直味は変わらないのかもしれませんが、「これ、沖縄でしか売ってないんだよね」と、沖縄みやげとして購入するのもまたよし、かもしれないッスね。
(太田サトル)

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